21:名無しNIPPER[saga]
2019/02/26(火) 13:33:01.17 ID:gvuc/soJ0
「それにしても……どうすればPさんは商品を買ってくれるのかしら」
仕事の途中、ちひろは先日の事を思い出し、そう愚痴を口にする。
22:名無しNIPPER[saga]
2019/02/26(火) 13:33:27.69 ID:gvuc/soJ0
しかし、以前にPから話を聞いた時には、没頭している趣味もそんなに無いと言っていた。
それに付き合っている彼女もいないと言う。そう考えると、ますますPのお金の使い道がちひろには分からなくなった。
23:名無しNIPPER[saga]
2019/02/26(火) 13:34:04.39 ID:gvuc/soJ0
「あ、あの……お疲れ、様です……」
そこに現れたのはPでも他のプロデューサーでも無く、Pの担当するアイドル、智絵里であった。
24:名無しNIPPER[saga]
2019/02/26(火) 13:34:32.78 ID:gvuc/soJ0
「は、はい。そう、なんですけど……その……」
伏し目がちになりつつも、智絵里はちひろにそう答える。しかし、何かを探している姿勢はそのままであった。
25:名無しNIPPER[saga]
2019/02/26(火) 13:35:05.02 ID:gvuc/soJ0
それを聞いたちひろはようやく合点がいった。
智絵里が探しているのが、彼女を担当するプロデューサーであるPだという事に。
26:名無しNIPPER[saga]
2019/02/26(火) 13:36:38.81 ID:gvuc/soJ0
「何か用事でもあったの?」
そんな姿を見てしまったせいか、救いの手を差し伸べようとちひろはそう声を掛ける。
27:名無しNIPPER[saga]
2019/02/26(火) 13:37:06.85 ID:gvuc/soJ0
「……はい」
「だからね、もし伝言や何か渡すものでもあるなら……私で良ければ、智絵里ちゃんのプロデューサーさんに伝えておくけど。どうかしら?」
28:名無しNIPPER[saga]
2019/02/26(火) 13:37:41.51 ID:gvuc/soJ0
「これ、お守り……?」
渡されたのはお守りだった。それも神社で売っている様な作りのものでは無かった。
29:名無しNIPPER[saga]
2019/02/26(火) 13:39:14.54 ID:gvuc/soJ0
とりあえず、今日はここまで
>>19 多分、気のせいですよ(汗)
初投稿なので、前作なんてあるはずがございません
30:名無しNIPPER[saga]
2019/03/07(木) 12:10:24.91 ID:Vxrc8n6A0
「だ、だから……これ。渡して貰っても、いいですか……?」
そう言って智絵里は上目遣いでちひろを見る。
31:名無しNIPPER[saga]
2019/03/07(木) 12:11:02.72 ID:Vxrc8n6A0
「そ、それじゃあ……ちひろさん。よ、よろしくお願いしますね」
それから智絵里はそう告げると、用が無くなった為か事務所から出て行き、帰っていった。
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