魔王「停戦協定を結びに来た」受付「番号札をとってお待ちください」
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21: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2018/12/31(月) 22:10:08.38 ID:sCIvJdmA0

 とはいえそんなのは人間に限った話ではないのかもしれない。どこの世界にだって、どの種族にだって、よくも悪くもはみ出し者はいる。
 あたしだってそう。アトレイだってそう。

「……」
以下略 AAS



22: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2018/12/31(月) 22:11:16.26 ID:sCIvJdmA0

 四人全員が純血の人間だ。二刀を携えた剣士、禿頭の探検家、前髪で目を隠した魔術師、蛇のような雰囲気の僧侶。和気藹々と話しこんでいるように見えて、どこか……なんていうのか、嫌な空気を身に纏っている。
 あたしが魔族側についているからそう感じているだけ? だったらどんなにいいだろう。

 どんなにいい人物に見えたって、魔族との開戦の口火を切ったのは、こいつら人間族の一方的な侵略だってことを忘れるつもりはなかった。
以下略 AAS



23: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2018/12/31(月) 22:14:06.14 ID:sCIvJdmA0
――――――――
ここまで。

設定厨による設定厨のための話。
一年くらいかけて、十万文字くらいで完結できればいいなぁと思っております。
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage]
2018/12/31(月) 22:40:54.49 ID:1DiRCVVzo
おつおつ
期待


25:名無しNIPPER
2019/01/01(火) 11:41:20.12 ID:4cEhyniIO
おつ


26:名無しNIPPER[sage]
2019/01/01(火) 19:51:01.78 ID:VOMTaaAao
こういうの好き



27:名無しNIPPER[sage]
2019/01/04(金) 01:27:11.08 ID:MmUC4cqDO
乙だけど
剣士、探検家、魔術師、僧侶と勇者じゃ5人だけど…
剣士がイコール勇者って事?


28: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/01/06(日) 22:09:40.93 ID:wCydXtek0

* * *

 心臓がばくばくと鳴っている。唇が引き攣る感覚に苛立ちながらも、あたしは手を軽く上げて応えた。
 平静を装うことがこんなに難しいことだって思う日が来るなんて!
以下略 AAS



29: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/01/06(日) 22:19:26.11 ID:wCydXtek0

 そもそもアトレイは生粋の魔王ではなく、その出自故に、恐らく人間族には面が割れていないという確信があたしにはあった。寧ろ、傭兵なんて賎業に身を窶すあたしのほうが、いくらか知られているかもしれないくらいには。
 だからあたしが気づかれていない以上、アトレイも気づかれない。証明終了。

「……」
以下略 AAS



30: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/01/06(日) 22:23:42.46 ID:wCydXtek0

「呼ばれるから、そのときにまた受付の方へ来てほしい、だとさ」

「なるほど。どれくらいかかりますかね」

以下略 AAS



31: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/01/06(日) 22:26:24.42 ID:wCydXtek0

「さっきの串焼きのお店がこの先にありまして、ずうぅぅうっと露店やら屋台やらが出ていたんですよ! 市場とは違ってて、なんていうんでしょ、あれ」

「いや、俺も知らんが、そう言う文化なんだろう。たぶん」

以下略 AAS



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