勇者「彼は正しく英雄だった」
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1:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 00:41:53.41 ID:RoJmAbMAO
第一話

受付嬢「いらっしゃいませ」

魔法使い「おいっす〜。契約書が出来たって聞いたけど?」

受付嬢「ええ、出来ております。大変お待たせしました」

魔法使い「いいっていいって。って言うか珍しいこともあるもんだよね。いつもなら依頼が出た時点で出来てるのにさ」

受付嬢「依頼者様にも様々な事情があるのでしょう。依頼が依頼ですから」

魔法使い「近くの廃村に居着いた魔物を倒すだけでしょ? そんなの全然珍しくないじゃん」

受付嬢「……そうですね。では、こちらが契約書になります。確認次第、拇印をお願いします」スッ

魔法使い「はいはい。え〜っと、金額は問題ないし、依頼内容にも変更はなし……?」

受付嬢「どうしました? 何か不備が?」

魔法使い「いや、不備はないけどさ。これ、おかしくない?」

受付嬢「何がでしょう」

魔法使い「何がでしょうじゃないよ。この依頼は私個人で引き受けたはずだよ」

受付嬢「此度の依頼、貴女だけでは達成が難しいと判断しました」


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2:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 00:43:55.66 ID:RoJmAbMAO

魔法使い「依頼者の判断ってわけ?」

受付嬢「いいえ、此方の判断です」

以下略 AAS



3:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 00:45:00.38 ID:RoJmAbMAO

魔法使い「……どんな奴なのさ」

受付嬢「彼は傭兵と呼ばれています。傭兵稼業で傭兵と言うのも可笑しな話ではありますが」

以下略 AAS



4:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 00:46:44.40 ID:RoJmAbMAO

魔法使い「まあ、受けるけどさあ……」スッ

受付嬢「やけにあっさりしていますね」

以下略 AAS



5:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 00:48:40.69 ID:RoJmAbMAO

受付嬢「分かりました。では、お気を付けて」

魔法使い「ありがと。受付さん、またね」スタスタ

以下略 AAS



6:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 00:50:50.66 ID:RoJmAbMAO

受付嬢「二年? いいえ、違います。二年と三ヶ月と四日です」

受付嬢「それより、また傷痕が増えたようですね相変わらず、無茶な依頼ばかり……」ポツリ

以下略 AAS



7:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 00:53:19.20 ID:RoJmAbMAO

受付嬢「では、彼女を宜しくお願いします。彼女はまだ若く、才能のある貴重な存在です」

受付嬢「彼女を失うのは此方にとっても大きな損失。近頃は妙な失踪も相次いでいます」

以下略 AAS



8:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 00:54:39.21 ID:RoJmAbMAO

第一話 帰還

終わり


9:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 00:57:04.74 ID:RoJmAbMAO

第二話 

魔法使い(この辺りでいっか。双眼鏡、双眼鏡)

以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 00:58:58.06 ID:RoJmAbMAO

魔法使い「何で分かるかって?」

魔法使い「だって、アンタから魔力を一切感じないし。って言うか、私くらいの子は普通に出来るよ、これくらい」

以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 01:00:04.46 ID:RoJmAbMAO

魔法使い「あ、そうだ」クルッ

魔法使い「受付さんには言っておいたけど、私一人でやるわけだから報酬は全部貰うよ?」

以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 01:01:02.27 ID:RoJmAbMAO

第二話 時代遅れ

終わり



13:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 01:03:21.31 ID:RoJmAbMAO

第三話

魔法使い「五匹目っと」スッ

以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 01:05:11.35 ID:RoJmAbMAO

魔法使い「!?」クルッ

「ああ、驚かせて申し訳ありません。私は呪術師と申します」

以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 01:07:23.43 ID:RoJmAbMAO

魔法使い「何それ、国盗りでもする気?」

呪術師「乱暴な言い方をすれば、そうなりますかね。だからこそ、貴方のような優れた魔術師が必要なのです」

以下略 AAS



16:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 01:08:22.15 ID:RoJmAbMAO

魔法使い「悪いけど興味ない。もう行くから」

呪術師「もう戻ることは出来ませんよ? 貴方は罪人なのですから」

以下略 AAS



17:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 01:11:50.23 ID:RoJmAbMAO

魔法使い(そんな、何で……)

呪術師「子供は容易いな」

以下略 AAS



18:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 01:18:28.73 ID:RoJmAbMAO

呪術師「ッ!!」

すぐさま体を起こして振り返ると、朽ちかけた民家の影から男が現れた。

以下略 AAS



19:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 01:20:28.19 ID:RoJmAbMAO

その声は明らかに震えている。

痙攣が引き起こした不規則な笑み、居心地悪そうに動き回る眼球。

以下略 AAS



20:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 01:21:25.53 ID:RoJmAbMAO

視界は毒によって既に奪われていた。

この様子では、首など刎ねなくとも数分の内に死亡するだろう。

以下略 AAS



21:名無しNIPPER[saga]
2018/12/24(月) 01:22:19.85 ID:RoJmAbMAO

第三話 亡霊

終わり



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