ターニャ・フォン・デグレチャフ「座薬型、演算宝珠……?」
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46
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名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 02:06:35.98 ID:qy0gTOWh0
(くそっ! 完全に閉じ込められた!!)
ヴァイス中尉は焦っていた。
通された部屋には窓がなく、扉も鋼鉄製。
実験を邪魔されないように、シューゲル主任技師の命令で鍵をかけられ、軟禁されていた。
以下略
AAS
47
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 02:09:41.60 ID:qy0gTOWh0
「よく来たな、ヴァイス中尉」
「はっ! 大隊長殿、ご無事でなによりです!」
出頭した副長は戦意に漲っていた。
これならば、任に耐えうるだろう。
以下略
AAS
48
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 02:13:03.53 ID:qy0gTOWh0
「見たまえ、少尉。意外と綺麗なものだ」
「本当ですね。恐らく、新品だと思われます」
「ふむ、ヴァイス中尉は身持ちが固いのだな」
なんだかすごく楽しそうな女性士官達。
以下略
AAS
49
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 02:15:47.11 ID:qy0gTOWh0
「ぐっ!」
「ほう? 鳴き声をあげないとは感心だな」
「流石は中尉殿」
「しかし、いつまで耐えられるかな?」
以下略
AAS
50
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 02:18:11.03 ID:qy0gTOWh0
「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
耳がおかしくなりそうな哄笑が、響き渡る。
「ヴァイス、中尉……?」
以下略
AAS
51
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 02:22:03.54 ID:qy0gTOWh0
(主だと? まさか存在Xが現界したのか!?)
デグレチャフ少佐の想像は概ね当たっていた。
「少佐。実は私はまた、天啓を得たのだ」
以下略
AAS
52
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 02:26:50.43 ID:qy0gTOWh0
「デグレチャフ、少佐殿……」
「どうした、副官。膝が笑っているぞ」
「あの嗤い声が、お尻に響いてしまって……」
「ふん。たしかに厄介な力を持った肛帝だな」
以下略
AAS
53
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 02:29:31.57 ID:qy0gTOWh0
「こんにちは、ゼロ肛帝陛下」
「挨拶は先程済ませた筈だが?」
「これは失礼を。ところで、陛下」
「なんだ?」
「恐れながら、ビザはお持ちですか?」
以下略
AAS
54
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 02:32:55.62 ID:qy0gTOWh0
「おのれ、幼女の癖になんだその力は!?」
「くふっ……生憎、この幼い身体は私の実年齢と見合ってないものでしてね。驚きましたか?」
「……魔女め」
「小官は魔導師ですので、妥当な呼称ですな」
以下略
AAS
55
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 02:34:52.51 ID:qy0gTOWh0
「主よ……」
存在Xのことなど、少佐は信仰していない。
「どうか、私の副長を、ヴァイス中尉を……」
以下略
AAS
56
:
名無しNIPPER
[sage saga]
2018/12/09(日) 02:38:03.94 ID:qy0gTOWh0
「疲れたな、セレブリャコーフ少尉」
「そうですね、デグレチャフ少佐」
全て丸く収まり、ようやく本日の仕事を終えた。
以下略
AAS
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