ターニャ・フォン・デグレチャフ「座薬型、演算宝珠……?」
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54:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/09(日) 02:32:55.62 ID:qy0gTOWh0
「おのれ、幼女の癖になんだその力は!?」
「くふっ……生憎、この幼い身体は私の実年齢と見合ってないものでしてね。驚きましたか?」
「……魔女め」
「小官は魔導師ですので、妥当な呼称ですな」

魔法が存在するこの世界において、魔女という呼び方は別に差別的でもなんでもなかった。
しれっと受け流すと肛帝は寂しそうに笑った。

「どこの世界でも、魔女には手を焼かされる」

誰と重ねているのかはわからない。
恐らく、大切な存在だったのだろう。
しかし、私はその魔女とやらとは別人だ。

「願わくば、来世ではその魔女殿と肛帝陛下が再会出来ますよう、お祈り申し上げます」
「貴様にこの私を成仏させられると?」
「手段を選ばなければ、可能であります」
「ほう? ならば、やってみろ」

あっさりと、尻をこちらに突き出す肛帝。
やはり、尻が弱点らしい。単純な仕組みだ。
恐らく、エレニウム零式が依代なのだろう。

(であるなら、それを尻から抜けば元通りだ)

だが、その為には矜持を捨てる必要があった。


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