ターニャ・フォン・デグレチャフ「座薬型、演算宝珠……?」
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43:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/09(日) 01:57:35.56 ID:qy0gTOWh0
時は僅かに遡る。

(な、何が起こったのだ? 私は、どうして?)

セレブリャコーフ少尉の尻から演算宝珠が取り出せなくなり、デグレチャフ少佐が騒いでいた頃、レルゲン中佐は意識を取り戻していた。
以下略 AAS



44:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/09(日) 02:01:17.81 ID:qy0gTOWh0
「さて、デグレチャフ少佐」
「ドクトル、言わなくともわかっています」
「結構。ヴァイス中尉を連れてきたまえ」

セレブリャコーフ少尉のお尻に詰まった演算宝珠を無事排出し終え、今度こそ実験は終了するかに思われたが、まだまだ続くらしい。
以下略 AAS



45:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/09(日) 02:04:15.67 ID:qy0gTOWh0
(危ない、危ない。とりあえず、誤魔化そう)

ひとまず凶器は回収出来た。
これで証拠はない。キャリアは守られた。
保険を兼ねて、レルゲン中佐を介抱する。
以下略 AAS



46:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/09(日) 02:06:35.98 ID:qy0gTOWh0
(くそっ! 完全に閉じ込められた!!)

ヴァイス中尉は焦っていた。
通された部屋には窓がなく、扉も鋼鉄製。
実験を邪魔されないように、シューゲル主任技師の命令で鍵をかけられ、軟禁されていた。
以下略 AAS



47:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/09(日) 02:09:41.60 ID:qy0gTOWh0
「よく来たな、ヴァイス中尉」
「はっ! 大隊長殿、ご無事でなによりです!」

出頭した副長は戦意に漲っていた。
これならば、任に耐えうるだろう。
以下略 AAS



48:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/09(日) 02:13:03.53 ID:qy0gTOWh0
「見たまえ、少尉。意外と綺麗なものだ」
「本当ですね。恐らく、新品だと思われます」
「ふむ、ヴァイス中尉は身持ちが固いのだな」

なんだかすごく楽しそうな女性士官達。
以下略 AAS



49:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/09(日) 02:15:47.11 ID:qy0gTOWh0
「ぐっ!」
「ほう? 鳴き声をあげないとは感心だな」
「流石は中尉殿」
「しかし、いつまで耐えられるかな?」

以下略 AAS



50:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/09(日) 02:18:11.03 ID:qy0gTOWh0
「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

耳がおかしくなりそうな哄笑が、響き渡る。

「ヴァイス、中尉……?」
以下略 AAS



51:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/09(日) 02:22:03.54 ID:qy0gTOWh0
(主だと? まさか存在Xが現界したのか!?)

デグレチャフ少佐の想像は概ね当たっていた。

「少佐。実は私はまた、天啓を得たのだ」
以下略 AAS



52:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/09(日) 02:26:50.43 ID:qy0gTOWh0
「デグレチャフ、少佐殿……」
「どうした、副官。膝が笑っているぞ」
「あの嗤い声が、お尻に響いてしまって……」
「ふん。たしかに厄介な力を持った肛帝だな」

以下略 AAS



53:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/09(日) 02:29:31.57 ID:qy0gTOWh0
「こんにちは、ゼロ肛帝陛下」
「挨拶は先程済ませた筈だが?」
「これは失礼を。ところで、陛下」
「なんだ?」
「恐れながら、ビザはお持ちですか?」
以下略 AAS



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