203:名無しNIPPER
2018/12/17(月) 20:37:54.07 ID:2v6yyusw0
横様から差し挟まれた刃が三輪の刀を止めていた。
千早「下がってください。ミクモさん」
204:名無しNIPPER
2018/12/17(月) 20:39:11.38 ID:2v6yyusw0
一方村上の空けた穴からは、雪歩の弾幕を潜り抜けた加古隊が入りこんでいた。
嵐山「加古さん……退いてくれ」
205:名無しNIPPER
2018/12/17(月) 20:40:11.32 ID:2v6yyusw0
構わず歩を進めようとした加古の前に、嵐山は大きく手を広げて立ちはだかる。
加古「やるなら自分ごとやれ、とても言いたそうな顔ね……」
206:名無しNIPPER
2018/12/17(月) 20:41:11.17 ID:2v6yyusw0
今の二人の距離はどちらかといえば射手ではなく攻撃手の間合い。
オールラウンダーの嵐山がやや有利か。
だが加古は射手だから接近戦は苦手などというレベルの射手ではない。
207:名無しNIPPER
2018/12/17(月) 20:42:52.91 ID:2v6yyusw0
嵐山のシールドがすべての弾丸を止める。
加古(攻撃手用トリガーに切り替える隙は与え――!?)ガゴン!
208:名無しNIPPER
2018/12/17(月) 20:43:49.85 ID:2v6yyusw0
ドゴッ
凄まじい勢いで蹴り上げられた加古を追いかける突撃銃の弾丸。
何をする暇もなく。
209:名無しNIPPER
2018/12/17(月) 20:44:22.11 ID:2v6yyusw0
――
加古(………)
210:名無しNIPPER
2018/12/17(月) 20:45:37.50 ID:2v6yyusw0
加古と嵐山が向き合ったのと同時刻、木虎は双葉と対峙していた。
木虎「退いてくれないかしら、双葉ちゃん」
211:名無しNIPPER
2018/12/17(月) 20:46:56.21 ID:2v6yyusw0
木虎「…仕方ないわね」
剣戟の音が鳴り響く。
212:名無しNIPPER
2018/12/17(月) 20:48:19.45 ID:2v6yyusw0
ドン!
双葉「うそ……!? そんな、なんで…!?」
信頼する隊長の強制脱出。理解しがたい現実が双葉に降りかかる。
213:名無しNIPPER
2018/12/17(月) 20:49:09.98 ID:2v6yyusw0
双葉はあえて煽るような態度をとった。
木虎は自分に好意的だ。冷たくあしらうと、いつも残念そうにする。
わずかでも隙が生まれれば。
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