彼女は窓フェチの変態だった
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17: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 20:52:48.53 ID:c+BVrGz60

 【2】


「お前も大変だよなあ」
以下略 AAS



18: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 20:53:20.66 ID:c+BVrGz60

「やあ、また会ったね」

 俺は再び心象世界を訪れていた。景色は昨晩と一緒だ。
 唯一違っているのは、クォ・ヴァディスの姿だった。
以下略 AAS



19: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 20:56:43.21 ID:c+BVrGz60

「さあ、今宵はどの窓を旅するんだい?」

 声変わり前の少年の声が問いかける。

以下略 AAS



20: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 20:57:52.80 ID:c+BVrGz60

 進めば進むほど闇は深くなっていく。
 だが、宝石が燐光のような光を放っていて綺麗だ。

 突然嫌な予感がして、俺はしゃがみこんだ。
以下略 AAS



21: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 20:58:34.61 ID:c+BVrGz60

 ここは洞窟の中だが、雨でも降らないかとイメージしてみた。
 すると、雨雲が現れてザーザーと雨が降り始めた。

 カルサイトは輝きを失っていき、動かなくなる。
以下略 AAS



22: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 20:59:11.23 ID:c+BVrGz60

「これね、私の誕生花」

 彼女は1房のアメジストセージの花を摘み取り、穂の先端にキスをした。

以下略 AAS



23: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 20:59:45.28 ID:c+BVrGz60

「無事、欠片を集めることができたようでよかったよ。おめでとう」

 少年のクォ・ヴァディスの声が頭に響いた。

以下略 AAS



24: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 21:00:14.91 ID:c+BVrGz60

 この間妹が遊びに来た時に忘れていったのかもしれない。
 妹は今大学生で、近くに下宿しているから時々遊びに来るのだ。

 気になって取ってみると、その表紙には、夢の中で出会った人物……クォ・ヴァディスとそっくりな少年が描かれていた。
以下略 AAS



25: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 21:01:52.67 ID:c+BVrGz60

 よく見ると、棚の半分は俺が知らない作品で埋め尽くされていた。
 部屋を見渡してみるが、ここは確かに俺がいつも暮らしている部屋だった。
 昨晩うっかり隣の部屋に入ってしまったという可能性はなさそうだ。

以下略 AAS



26: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 21:02:34.18 ID:c+BVrGz60

「……なあ、お前って俺の部屋に勝手に漫画置いてったりしてないよな?」
『えー? &%$#&#ちゃんと貸し借りすることはあるけど、今は何もそっちに行ってないよ』
「……そうか。ありがとう」

以下略 AAS



27: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 21:03:04.68 ID:c+BVrGz60

「――!」

 突然、頭の中に映像が流れ始めた。

以下略 AAS



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