25: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 21:01:52.67 ID:c+BVrGz60
よく見ると、棚の半分は俺が知らない作品で埋め尽くされていた。
部屋を見渡してみるが、ここは確かに俺がいつも暮らしている部屋だった。
昨晩うっかり隣の部屋に入ってしまったという可能性はなさそうだ。
俺は無性に誰かと話したくなり、妹に電話をかけた。
「なあ、『絵夢の冒険記』って知ってるか?」
『知ってるよーよく読んでる。&%$#&#ちゃんも好きだから、お兄ちゃんなら知らないはずないと思ってたけど』
「え?」
名前の部分が聞き取れなかった。
「今、誰ちゃんっつった?」
『だから、&%$#&#ちゃん』
名前だけ、音がごちゃごちゃしてやっぱり聞こえなかった。
変な加工を施されているみたいな感じだ。
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