彼女は窓フェチの変態だった
1- 20
27: ◆O3m5I24fJo[saga]
2018/11/13(火) 21:03:04.68 ID:c+BVrGz60

「――!」

 突然、頭の中に映像が流れ始めた。

『うわあああん! 失恋したあ!』

 この部屋で女性が何やら喚いている。
 深夜アニメの放送が終わった直後のようだった。

『俺は君を振ってないはずだけど』

 こっちは俺の声だ。

『好きなキャラが女だったのー! あーん!!』

 女性はパソコンを立ち上げ、某巨大掲示板専用ブラウザを開くと、男装キャラのアンチスレに愚痴を書き込んだ。


 思い出した。
 彼女はそれから1週間落ち込みっぱなしだったが、なんだかんだで落ち込む原因となった深夜アニメをその後も視聴し続けていた。

 最終回の放送後には大泣きしていたな。
 彼女は余程そのアニメを気に入ったらしく、わざわざ円盤まで買ったのだ。

 俺はそのアニメに興味をもてなかったから、放送中はいつも自分のパソコンの画面を見てばかりいた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
174Res/112.00 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice