130: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:50:03.73 ID:L0ciGIt40
第十話「RED(ANIME Ver.)」
[054170 AD 2200 08/14 18:29]
131: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:51:27.92 ID:L0ciGIt40
海未「おお〜!凄いですね!」
その空間は、一面ガラス張りの窓に覆われ、未来的なホログラムのオブジェが荘厳さを醸し出す、家電売り場とは到底思えないような場所だった。
窓からは、オレンジ色の夕光が入り込んでいる。
132: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:52:03.88 ID:L0ciGIt40
本当に突然、イヤホン越しでも十分すぎるほどの爆音がフロアに鳴り響き、同時に叫び声が方々から聞こえてきた。
海未「!?」ビクッ
ニコ『な、なに!?え、ちょ、待って、イヤホン外さn―――
133: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:53:38.87 ID:L0ciGIt40
海未は人々と同じように後ろ手に縛られてしまった。
海未(捕まってしまいましたね…流石に銃を持つ相手は…)
海未(しかし、勝機はあります)
134: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:55:08.83 ID:L0ciGIt40
黒服のリーダー「さっきからごちゃごちゃうるさいですわ!」
黒服のリーダー「あなたには一足先に死んでもらいます!」カチッ
黒服のリーダーは拳銃の銃口を海未に突きつける。
135: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:56:14.97 ID:L0ciGIt40
凛「みんな!」
そう凛の声が聞こえた瞬間、黒服たちのすぐ斜め上の壁にかかっていた大型テレビが、ものすごい音と共に床に叩きつけられた。
136: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:56:52.50 ID:L0ciGIt40
その瞬間、ふっと手の緊張が解ける。
凛「それじゃあよろしくお願いするにゃ〜」
後ろを見ると、凛は縛られていたはずの手を振りながら、ニコニコと笑っていた。
137: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:57:59.28 ID:L0ciGIt40
すると突然、少し見覚えのある薄紫のパーカーが目の前に現れた。
「君のおかげや」
海未「…!?」
138: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:58:52.32 ID:L0ciGIt40
[054170 AD 2200 08/14 18:51]
第十話「RED(ANIME Ver.)」
END
139: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:59:27.78 ID:L0ciGIt40
第十一話「失想ワアド」
[054170 AD 2200 08/14 20:56]
140: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:59:57.59 ID:L0ciGIt40
カチカチと室内に時計の音が響く。
時刻は、もう午後九時になろうとしているところだった。
打ちっぱなしで配管が露出した天井には所々裸電球がぶら下がり、明るすぎることのない絶妙な生活空間を演出している。
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