136: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:56:52.50 ID:L0ciGIt40
その瞬間、ふっと手の緊張が解ける。
凛「それじゃあよろしくお願いするにゃ〜」
後ろを見ると、凛は縛られていたはずの手を振りながら、ニコニコと笑っていた。
心臓が今日一番に高鳴る。今朝のアラームの時よりも、力強い高鳴り。
床に手をついて立ち上がり、散乱した商品や棚を飛び越え、全力で先程の特集コーナーのパソコンの前に走り込む。
元々店のスマホに繋がれていたパソコンのケーブルを抜き取り、自分のスマホに挿した。
カチッ
海未「頼みましたよ…ニコ!」
『ふふん!』
ニコ『や〜っと私の番ね!』
パソコンのスピーカーから、いつも通り元気な友人の声が聞こえた。
その姿が、一瞬で周囲全てのディスプレイを駆け抜けていく。
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