124: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:43:40.96 ID:L0ciGIt40
ニコ『…海未?どうしたの?』
海未「…はっ」
海未「…キーボードとマウスを買う前に屋上の遊園地に行きましょう」
125: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:44:46.62 ID:L0ciGIt40
真夏だというのに薄紫の長袖のパーカーを着込んでおり、深く被ったフードの下からようやく目線が覗けるという程度ではあったが、海未はすぐに誰なのか解った。
海未(の、希…!)
海未(そして何より赤い『目』…。能力者の存在は本当でしたか)
126: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:45:46.47 ID:L0ciGIt40
海未「おおお…。自販機です…!」
何故か、「ここに着くまでは…」と我慢していた飲み物を手に入れる時が来た。
財布から160円ちょうどを取り出し、自販機に吸い込ませていく。
127: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:47:18.24 ID:L0ciGIt40
[054170 AD 2200 08/14 18:16]
海未「…!」
海未の前には、「工事中:着工08/16より:立入禁止」と書かれた看板が立っている。
128: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:49:09.69 ID:L0ciGIt40
前も座ったことがある気がする日陰のベンチに腰を下ろし、空を見上げる。
綺麗なマジックアワーだった。
そのままそっと、『あの子』の名前を口にする。
129: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:49:35.97 ID:L0ciGIt40
[054170 AD 2200 08/14 18:24]
第九話「人造エネミー」
END
130: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:50:03.73 ID:L0ciGIt40
第十話「RED(ANIME Ver.)」
[054170 AD 2200 08/14 18:29]
131: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:51:27.92 ID:L0ciGIt40
海未「おお〜!凄いですね!」
その空間は、一面ガラス張りの窓に覆われ、未来的なホログラムのオブジェが荘厳さを醸し出す、家電売り場とは到底思えないような場所だった。
窓からは、オレンジ色の夕光が入り込んでいる。
132: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:52:03.88 ID:L0ciGIt40
本当に突然、イヤホン越しでも十分すぎるほどの爆音がフロアに鳴り響き、同時に叫び声が方々から聞こえてきた。
海未「!?」ビクッ
ニコ『な、なに!?え、ちょ、待って、イヤホン外さn―――
133: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:53:38.87 ID:L0ciGIt40
海未は人々と同じように後ろ手に縛られてしまった。
海未(捕まってしまいましたね…流石に銃を持つ相手は…)
海未(しかし、勝機はあります)
134: ◆tHYtfyUBW.[sage saga]
2018/08/15(水) 16:55:08.83 ID:L0ciGIt40
黒服のリーダー「さっきからごちゃごちゃうるさいですわ!」
黒服のリーダー「あなたには一足先に死んでもらいます!」カチッ
黒服のリーダーは拳銃の銃口を海未に突きつける。
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