国王「勇者よ、周りの者に別れの挨拶をすませておくんだな」
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◆aS6s1yQvvE
[saga]
2018/08/14(火) 00:39:27.47 ID:9h5rKYd00
プルルルルル・・・
勇者「っと、誰ですかね。人が心の洗濯をしているときに魔道通話をしようとしているのは」ピッ
勇者「はいもしもし、勇者ですが」
以下略
AAS
4
:
◆aS6s1yQvvE
[saga]
2018/08/14(火) 00:41:23.11 ID:9h5rKYd00
勇者「ところで、一体何用でしょうか?」
国王「うむ、実は魔王軍がまた王国に向けて進軍を開始する準備を始めたとの情報が入ってな」
勇者「それはいけませんね。では早速、迎撃計画の策定に着手しましょう」
以下略
AAS
5
:
◆aS6s1yQvvE
[saga]
2018/08/14(火) 00:44:09.01 ID:9h5rKYd00
国王「貴様……っ! 黙って聞いていれば敵に背を向けるような発言を次々と!」
勇者「『申してみよ』と言ったのは陛下でしょうが!」
勇者「だいたい誰が敵に背を向けたんですか? 世の中が動いていない期間に迎撃計画を策定し、世の中が動き出すと同時に体勢を整えるのが、最も効果的に敵を……」
以下略
AAS
6
:
◆aS6s1yQvvE
[saga]
2018/08/14(火) 00:47:02.69 ID:9h5rKYd00
〜〜〜〜〜
勇者「さて、早速王都の市街地に繰り出したわけですが……」
勇者「案の定、往来に人っ子一人いません」
以下略
AAS
7
:
◆aS6s1yQvvE
[saga]
2018/08/14(火) 00:49:56.63 ID:9h5rKYd00
〜〜〜〜〜
勇者「さて、手は尽くしたのですが……」
勇者「ここで努力を怠ると国王陛下に暗殺されちゃいますから、もう少しだけ頑張った感を出しておきましょう」
以下略
AAS
8
:
◆aS6s1yQvvE
[saga]
2018/08/14(火) 00:51:55.44 ID:9h5rKYd00
勇者「う〜ん、この行間から漂う怪しさといい加減さと気持ち悪さ。これですよ」
勇者「だって、本当に集合されたら困りますからねっ。送信!」エイッ
勇者「おっ、早速戦士と僧侶が既読になりましたね。この二人はクソ真面目ですからね」
以下略
AAS
9
:
名無しNIPPER
[sage]
2018/08/14(火) 00:52:40.97 ID:j4YS7pDeo
現代っ子やなぁ
10
:
◆aS6s1yQvvE
[saga]
2018/08/14(火) 00:54:56.06 ID:9h5rKYd00
プルルルルル・・・
勇者「ああ……、戦士からは魔道通話の着信です」
勇者「彼は古風な男ですからね。話が込み入ると、すぐ通話に頼ろうとします」
以下略
AAS
11
:
◆aS6s1yQvvE
[saga]
2018/08/14(火) 00:57:06.78 ID:9h5rKYd00
勇者「まー、国王陛下がうるさいっちゃうるさいんですけどねー」
勇者「こんな時期に出立してもいいことないでしょ。武器屋も道具屋もお休みだし」
勇者「女神様がお休みだと、私の卑怯なチート能力が発揮されないし」
以下略
AAS
12
:
◆aS6s1yQvvE
[saga]
2018/08/14(火) 01:01:33.37 ID:9h5rKYd00
戦士「貴殿は民を蔑む言動が目立つが、民を蔑んで何のための魔王討伐であろうか」
勇者「愚民と魔王関係なくない?」
戦士「関係ないことあるか。魔王を討伐し、王国に平和をもたらした後、平和を謳歌する民とともに暮らしていくのだぞ」
以下略
AAS
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