国王「勇者よ、周りの者に別れの挨拶をすませておくんだな」
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10: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/14(火) 00:54:56.06 ID:9h5rKYd00
プルルルルル・・・

勇者「ああ……、戦士からは魔道通話の着信です」

勇者「彼は古風な男ですからね。話が込み入ると、すぐ通話に頼ろうとします」

勇者「込み入った話をしようとしている時点で、嫌な予感しかしませんけどね」ピッ

勇者「あー、もしもし。勇者ですが」

戦士「勇者であったか」

勇者「そりゃそうでしょ。あんたはグループトークから私を選んで魔道通話を発信したんでしょうから」

戦士「相変わらず、どうでもいいところに食いつく男だな、貴殿は」

勇者「まーまー、時候の挨拶は抜きにして、用件は何でしょうかね」

戦士「ああ……、貴殿が提案する魔界への慰安旅行についてなのだが」

勇者「あー、はいはい。ちょっと急だったでしょ。無理なら無理でいいんですよ、うんうん」

戦士「無理なら参加しなくてもよいようなことで勇者隊を招集しようとしたのか、貴殿は」

勇者「いや、まあ……その、そういうわけではないんですけど……ね」

戦士「魔界に赴こうというのだ、当然であろうな」

勇者「ま、そうなんですけどね、急だし、お盆だし」

戦士「お盆の招集だからこそ、火急の用件なのではないか?」


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