国王「勇者よ、周りの者に別れの挨拶をすませておくんだな」
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11: ◆aS6s1yQvvE[saga]
2018/08/14(火) 00:57:06.78 ID:9h5rKYd00
勇者「まー、国王陛下がうるさいっちゃうるさいんですけどねー」

勇者「こんな時期に出立してもいいことないでしょ。武器屋も道具屋もお休みだし」

勇者「女神様がお休みだと、私の卑怯なチート能力が発揮されないし」

勇者「教会がお休みだと、魔物に殺されても復活できないし」

戦士「馬鹿なことを申すな」

勇者「ま、世の中が程よく動き出してから、のんびり魔界に出立しましょうよ」

戦士「それが貴殿の魔王討伐に対する想いなのか?」

勇者「想いとか……なんか重いですねえ」

戦士「この国の平和を願うこと、民の幸せを望むこと、それを貴殿は重いと申すか」

勇者「うーん、そういうことを考えて楽しいですか?」

戦士「明るい未来に思いを馳せる以上の喜びがあると申すか?」

勇者「んー、朝からエールを飲みながら、愚民どもに野次を飛ばすこととか?」

戦士「冗談でも笑えぬな」

勇者「まあまあ、人それぞれということですね」

戦士「そんなそれぞれは誇れぬ」


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