杉山「大野なんて死ねばいいのに」
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24: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/04(土) 19:30:14.55 ID:nCh+XXic0
大野という男はとにかく死角がない男だ。
才能にあふれていたし、顔もスタイルも良い。
運動神経も抜群で正義感が強く、それでいて謙虚だし親しみやすい面も持ち合わせていた。

「さとし、頑張ってきてね。」
以下略 AAS



25: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/04(土) 23:31:22.22 ID:nCh+XXic0
なかった。

切符で改札を通ってホームに出ると、真っ白い空から雪が落ちてくるのがみえる。
ちょうど電車が出ていったところだった。

以下略 AAS



26: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/04(土) 23:44:22.57 ID:nCh+XXic0
テスト後、大野はスッキリとした顔立ちだった。
やり切ったに違いない。

俺も、うっすら笑いを浮かべていた。

以下略 AAS



27: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/05(日) 15:02:55.63 ID:g6GaQPCv0
>>26 抜けてた

試験から四日後、ずらりと並んだ受験番号のであるはずなない番号を目で探す。

落ちた、そう静かに呟いた俺に大野は背を向ける。
以下略 AAS



28: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/05(日) 17:56:03.64 ID:g6GaQPCv0
信じられない

なんで?

滑り止めの高校なんてめちゃめちゃ遠いし
以下略 AAS



29: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/05(日) 17:56:32.19 ID:g6GaQPCv0
帰ろうぜ、と掠れた声で呟いた大野についていこうとしたら、後ろから不意に名前を呼ばれた。
振り返ると数人の女子がいる。

「あの…ボタン、残ってますか?」

以下略 AAS



30: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/05(日) 23:07:46.94 ID:g6GaQPCv0
「あの…第二ボタン、あげる子いますか?」

中央にいた女子にそう恐る恐る見上げられる。

一瞬喉に呼吸が詰まる。
以下略 AAS



31: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/05(日) 23:11:38.02 ID:g6GaQPCv0
大野「…モテるんだな」

杉山「お前にだけは言われたくねーよ」

大野「俺にもくれよ」
以下略 AAS



32: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/05(日) 23:12:38.69 ID:g6GaQPCv0
杉山「…ほんと大野ってバカだよな」

俺も大野の後を追う。

大野「は?なんだよ。別にいいだろ」
以下略 AAS



33: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/06(月) 03:05:08.87 ID:yVF65aIb0
大野「…。」

無言で大野が地面を蹴った。
砂埃が舞う。
ブランコが揺れ始めた。
以下略 AAS



34: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/06(月) 03:07:02.23 ID:yVF65aIb0
ひゅ、と喉の奥から呼吸が漏れ出す音がした。

大野「学校に高校側から返却される答案、杉山のが白紙だったって、お前も職員室呼び出されたんだろ」

知ってたのか、大野は知っていたのか。
以下略 AAS



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