33: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/06(月) 03:05:08.87 ID:yVF65aIb0
大野「…。」
無言で大野が地面を蹴った。
砂埃が舞う。
ブランコが揺れ始めた。
杉山「点数、すっげーよかったのに入学書類受け取りにいかなかったから高校側から学校に連絡来たんだろ?噂になってたぜ、なんでわざわざ変な遠い私立なんかに通おうとするんだって職員室で担任に怒鳴られてたって」
大野「俺の勝手だろ、そんなん」
少しだけ揺れているブランコでばつが悪そうに大野が言った。
杉山「親にはなんて?」
大野「…そう、とだけ」
杉山「それだけ?」
大野「諦められてんだろ」
どういう意味だよ、そう問いたかったが俺も何も言わずにブランコを小さく揺らし始めた。
大野「そういうお前だって」
杉山「え?」
大野「数学、白紙でだしたんだろ」
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