杉山「大野なんて死ねばいいのに」
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26: ◆wIGwbeMIJg
2018/08/04(土) 23:44:22.57 ID:nCh+XXic0
テスト後、大野はスッキリとした顔立ちだった。
やり切ったに違いない。

俺も、うっすら笑いを浮かべていた。


落ちた、そう静かに呟いた俺に大野は背を向ける。

大野「じゃ、学校戻んぞ。」

そしてそのままスタスタと歩き始めた。
さきほどまでは穴が開くほど凝視していた受験票を、いとも簡単にポケットの中で握りしめて大野は合格者の校内へ続く列から離れていく。

杉山「…は?」

大野「なにぼさっと突っ立ってんだよ、戻るぞ」

杉山「…お前、なにいってんの?」

大野「お前こそなに言ってんだよ。」

杉山「馬鹿じゃねぇ!?お前、俺に合わせて合格までなかったことにすんの!?あんなに勉強してたのに!!」

大野「受かったどの高校に行こうとも俺の自由だろ」

杉山「私立なんて親にどんだけ迷惑かけると思ってんだよ!!あほなこと言ってないでさっさと列ならべ!」

大野「ならばねぇ」


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