俺「アンチョビが画面から出てきた」
1- 20
253: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/20(金) 23:03:58.74 ID:LvNYVq+e0
「え、なんで」

 口に出して、気付いた。何でも何もないだろう。

「もう働き過ぎないか? 食事はちゃんと取れるか? 酒ばっかり飲んでちゃ駄目なんだぞ?」
以下略 AAS



254: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/20(金) 23:05:58.94 ID:LvNYVq+e0
 アンチョビと、この世界を繋ぐ唯一のものは、ガルパンだ。

 多くの人に認められたし、公式の存在にもなれた。
 それは全て、ガルパンのおかげだ。切っても切り離せない。

以下略 AAS



255: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/20(金) 23:08:29.60 ID:LvNYVq+e0
 俺が言うと、アンチョビは顔を強張らせた。

「そうか。そうかあ」

 天井を仰いで、あくまで爽やかに、言葉を吐き出す。
以下略 AAS



256: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/20(金) 23:11:00.79 ID:LvNYVq+e0
 ミカが「それで良いのかい」と三度問いかけ、アンチョビが「良いんだ」と答えるのを、数キロ先の出来事のように聞いた。

 胸の痛みはあれど、崩壊の物音は聞こえなかった。
 静かに、体に染み付いていた色がするすると剥がれ落ちていくように感じた。

以下略 AAS



257: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/20(金) 23:12:24.21 ID:LvNYVq+e0
 そういうことを言うなよ。

 俺もそれで、瞳に水滴が滲んだ。

 誤魔化そうと、ふいに立ち上がってキッチンへと歩いたが、あからさまだからアンチョビにはばればれだろう。
以下略 AAS



258: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/20(金) 23:14:13.68 ID:LvNYVq+e0
 2018年4月15日。日曜日。

 アンチョビ、引っ越し当日。

「じゃあ、またなっ!」
以下略 AAS



259: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/20(金) 23:15:48.42 ID:LvNYVq+e0
 アンチョビが我が家からいなくなる。

 しかしよくよく考えてみれば、それは大した事実ではないように思えた。

 アンチョビに会いたければ、大洗に行くだけで良い。
以下略 AAS



260: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/20(金) 23:19:09.73 ID:LvNYVq+e0
 2018年4月19日。木曜日。

 禁酒を始めることにした。

 どうにもアンチョビがいなくなって以降、酒ばかり飲んでいて良くない。連日、深酒ばかりだ。
以下略 AAS



261: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/20(金) 23:20:04.07 ID:LvNYVq+e0
 2018年4月27日。金曜日。

 禁酒というのはさすがに無理なので、週3に減らすことで様子をみようと思う。
 我慢もそれはそれで良くない。


262: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/20(金) 23:20:53.54 ID:LvNYVq+e0
 2018年5月4日。金曜日。

 年末年始に帰れなかったので、実家に顔を出した。

 結婚はまだかと催促された。
以下略 AAS



293Res/190.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice