253: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2018/07/20(金) 23:03:58.74 ID:LvNYVq+e0
「え、なんで」
口に出して、気付いた。何でも何もないだろう。
「もう働き過ぎないか? 食事はちゃんと取れるか? 酒ばっかり飲んでちゃ駄目なんだぞ?」
アンチョビの言う通りだ。
俺がどれだけぐうたらな生活を送っていたのかという話だ。
今でこそマシになってはいるが、アンチョビが我が家へやってくるまでの自分を省みると、悲惨の一言である。
アンチョビがいなくなっても本当に一人で生きていけるのかと、彼女が心配するのは当然だった。
しかし、己を御しきれなくてどうする。
「平気に決まってるでしょう」
自分のことくらい自分でやれ。
そんなことのために、アンチョビの未来を奪うわけにはいかない。
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