32: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:29:26.02 ID:a363b6qL0
暫く茂みの中で待つと、提督が現れた。
やはり彼は猫を探しているらしい。
33: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:29:55.28 ID:a363b6qL0
初風「...に、にゃあ」
私を見た提督が固まる。
34: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:30:24.71 ID:a363b6qL0
初風「えと、ここの鎮守府所属の、陽炎型駆逐艦、初風です...にゃ」
なかなか良い線をついたんじゃないかしら。ちゃんと語尾も猫っぽいし。
35: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:31:08.67 ID:a363b6qL0
しかし、何時までたっても彼は私を撫でてくれない。
それどころか彼は手を額に押し当てたまま立ち尽くしていた。
36: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:31:38.74 ID:a363b6qL0
提督はおそるおそるこちらへ手を伸ばす。
き、きた!ついにきたわ!
37: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:32:18.44 ID:a363b6qL0
...気持ちいいな。ずっとこうしていたい。
もっと、もっとと思っているうちに体が疼きだす。...私は大分、欲深い性格みたいだ。
38: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:33:45.84 ID:a363b6qL0
初風「...頭だけでいいの?」
提督「えっ」
39: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:34:12.01 ID:a363b6qL0
提督「じゃあおなかで」
初風「...ん」
40: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:34:40.74 ID:a363b6qL0
は、はずかしい...。
提督の顔を見て急に羞恥心がぶり返し、堪らなくなった私は逃げようとする。
41: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:35:27.26 ID:a363b6qL0
時津風「んでねー、そのとき天津風がぁ」
秋津風「ちょっと!それは秘密って言ったじゃない!」
42: ◆6x79oqdrbDOF[saga]
2018/07/05(木) 01:36:33.95 ID:a363b6qL0
初風「っ!」
今まで考えていた事が、より鮮明に私へと反芻される。
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