16:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 10:33:26.20 ID:DgRDLX8+O
「どうしてそう思うんだ?」
そう問われた美也は顔を上げ、小首をかしげた。
「私、言葉に出ちゃってましたか……?」
17:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 10:36:59.98 ID:DgRDLX8+O
>>16の訂正
「どうしてそう思うんだ?」
そう問われた美也は顔を上げ、小首をかしげた。
18:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 10:48:29.76 ID:DgRDLX8+O
どうしてそう思う、と問うたけれど、理由はなんとなく分かっていた。
美也のことを毎日見ているんだもの、それくらいは分かる。
「理由分かってるならさっさと教えてやれよ」
19:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 14:19:54.96 ID:DgRDLX8+O
グラスに麦茶を満たしてテーブルに帰ると、美也は顔を伏せたままだった。
そして組んだ両手を膝の上に置き、「モジモジ」という擬音が聞こえてきそうなくらいモジモジしていた。
どこかの辞典の「モジモジ」の項目の参考画像として使えそうなほどのモジモジ具合だ。
「はい、どうぞ」
20:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 14:41:33.47 ID:DgRDLX8+O
「あの~、ですねぇ…ええっとぉ……」
自身なさげなこの姿を見たら、美也のファンは驚くかもしれない。
「みゃおみゃも悩んだりするんだ!?」
21:名無しNIPPER[sage]
2018/08/18(土) 14:47:19.70 ID:6Hfd/fL+o
AKANEちゃんェ……
22:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:05:07.05 ID:DgRDLX8+O
茜のせいで話がそれてしまった。
ペナルティとして何だかよく分からない野々原茜ミニゲームを作ってHPから配布してやろう。
いまは美也のことだ。
「私、ダンスも歌も好きなんですけど…頭の中で考えてることに身体がついていかないんですよ~……」
23:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:22:13.95 ID:DgRDLX8+O
それが正解がどうかは知らない。
はなから定石なんてないんだ、それで構わない。
無責任?
この場合の無責任とは、どこかの名言集から借りてきたような言葉で取り繕うことだろう。
24:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 15:41:57.51 ID:DgRDLX8+O
「練習しなくてもいい、ってことでしょうか……?」
「練習は必要だよ。上手くなるため、という以上に視野と可能性を拡げるためにな」
このセリフ以前にも言ったことがあるな、と思い出して笑いかけてしまった。
25:名無しNIPPER[saga]
2018/08/18(土) 16:20:06.51 ID:DgRDLX8+O
「では、私はどんなアイドルになればいいのでしょう~?」
さぁ、きた、と思った。
いままで何人のアイドルからこの質問を投げかけられてきたことか。
そしてその度に強く強く感じた。
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