魔女(やったー!イケメン従者ゲット〜!)男「…」
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38:名無しNIPPER
2019/04/21(日) 17:51:55.64 ID:0iJktbQ6O
「──我が愛しき従者」
男「はいッッ!?!?」ビックゥーン
魔女「そこでなにを? すでに夕暮れ、それに今宵は満月。たとえ私の館であれど、無闇な外出は控えるべきだわ」スィー
39:名無しNIPPER
2019/04/21(日) 18:08:45.27 ID:0iJktbQ6O
魔女「なにを覚えてたのかしら? 薪割りをしながらの鍛錬と習得、日常的な活動を踏まえた行動、生半可なモノではないのでしょう」
男(新たな壁が出現されてしまった!)
男「いえっ!? 実は語るほどでもないというかっ、つまりはそこまで慧眼たるご主人様にご報告するほどでもないというか…!」
40:名無しNIPPER
2019/04/21(日) 18:32:14.33 ID:0iJktbQ6O
魔女「ふぅう、さて、じゃあ屋敷に戻りましょう。晩御飯の準備をして頂戴な」スィー
男「承知いたしました…」ペコリ
魔女「あ、そうそう。今晩のメニューは? 旅先から持ち帰った食材で調理してくれるのでしょう?」
41:名無しNIPPER
2019/04/21(日) 18:50:21.32 ID:0iJktbQ6O
〜夜〜
魔女「なんて格好つけたのは良いけど、肝心のポーション材料が取れませんでしたってね」ズーン
魔女(完成は間近…ここでうかうかしてたら工程に支障が出てしまう、後入れって効能に変化あるのかしら…)
42:名無しNIPPER
2019/04/21(日) 19:09:14.51 ID:0iJktbQ6O
『でも関わったんだろ? 少なくとも【数日前に同胞たちから聞き出したポーション材料】に王竜の鱗はあった』
魔女(めちゃくちゃ疑われてるぅー!)ダラダラダラダラ
『王の意義を持つ竜なんて、今じゃそう多くねえ。片手で数える程度だが、まあ…極北に魔法まで使って行くわけねえか…』
43:名無しNIPPER
2019/04/21(日) 19:22:05.04 ID:0iJktbQ6O
『今のヒトガタに竜族なんて魔族最高峰を相手取る戦力も人力も有りはしない、一方的に蹂躙されるだけ』
魔女「……!」
『気づいたか? そうだ、今のスペック上どうしようもないならヒトガタとびっきりの魔法があるじゃねーか』
44:名無しNIPPER
2019/04/21(日) 19:51:55.91 ID:0iJktbQ6O
魔女「私を…魔法しか特技のない魔女を…」
『ヒトガタと直接的かかわり合いを持ってるのはお前だけだ』
魔女「暴論よ! 英雄の存在を知ってて黙ってたとでも良いたわけ!?」
45:名無しNIPPER[sage]
2019/04/22(月) 02:25:18.91 ID:vZk/ULDAo
復活してからなろうみたいになってくっそつまんなくなったな
46:名無しNIPPER
2019/04/22(月) 21:27:25.24 ID:ELgd4QT7O
『なに、そう怯えるんじゃあねえよ』
魔女「……私はなにも知らない」
『それでいい、それでこそ破滅の理だ。その存在意義、濁すことなかれ』
47:名無しNIPPER
2019/04/22(月) 21:55:08.99 ID:ELgd4QT7O
男「それは勇者とは違うのですか?」
魔女「英雄はその意義たらしめる『噂』によって生まれるとして、勇者は、その意義を名前から噂を形どるの」
魔女「勇者とはつまり概念よ。炎が生まれ、朽ちて、灰になる。それと同意義で、勇者が生まれ、英雄になり、魔は滅びる」
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