魔女(やったー!イケメン従者ゲット〜!)男「…」
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40:名無しNIPPER
2019/04/21(日) 18:32:14.33 ID:0iJktbQ6O
魔女「ふぅう、さて、じゃあ屋敷に戻りましょう。晩御飯の準備をして頂戴な」スィー

男「承知いたしました…」ペコリ

魔女「あ、そうそう。今晩のメニューは? 旅先から持ち帰った食材で調理してくれるのでしょう?」

男「お任せください。──かの偉大なる聖地『リベラ峡谷』に生息するモンスター、もとい、魔物数体の血抜きは終わらせております」

魔女「ふむふむ」

男「『ゴアハミングバードの肉』、これは初めに血抜きを行い既に燻製を。『過激派ワーム隊長』は煮込んでアクを取り、シチューの具材に」

男「あと『メタルフロッグの舌歯』はご主人様のお飼いになってるアンフェンリルの好物でしたでしょう」

魔女「よく覚えているじゃあない。まあ、もしかしたら偏食のフェンが首ったけに食べちゃうあの……?」

男「ええ。『ドックフード』までの下準備を終わらせております」

魔女「ドックフード…アナタの故郷には素晴らしい技術があるのね…数百年と生きる魔女でも、心から尊敬するわ」

男(名前の意味を知ったら頭丸かじりされると思う)

魔女「じゃあ他の魔物を使った料理にも期待できちゃうわね、楽しみにしてるわ」

男「ご期待に添えるよう」ぺこり

魔女「………」ニコニコ

男「…なにか?」

魔女「以前から思っていたのよ、アナタのお辞儀の流れ、本当にきれい」

男「も、もったいなきお言葉です」

魔女「至難が行き届いている証拠ね。あとは生誕の地、もしくは名前等の記憶を取り戻せたら良いのだけれど」

男「………」

魔女「気にしないで、ここに居ればいいわ。私はそれをアナタに許したのだから」

男「…ありがとう、ございます」

魔女「どういたしまして」クス


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