魔女(やったー!イケメン従者ゲット〜!)男「…」
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39:名無しNIPPER
2019/04/21(日) 18:08:45.27 ID:0iJktbQ6O
魔女「なにを覚えてたのかしら? 薪割りをしながらの鍛錬と習得、日常的な活動を踏まえた行動、生半可なモノではないのでしょう」

男(新たな壁が出現されてしまった!)

男「いえっ!? 実は語るほどでもないというかっ、つまりはそこまで慧眼たるご主人様にご報告するほどでもないというか…!」

魔女「……そう」シュン

男「そ、その、我が尊敬なるご主人様にとって、私の如き普遍極まる意義に語るまでも無いと思われますが……」ダラダラ

魔女「なにかしら?」

男「──魔法が、苦手でござます……」

魔女「ええ、ええ、そうでしょうね。私の前にしては、誰しもヒトガタはそう【卑下】しなければならない価値でしょう」

魔女「根源から叡智へ。その成り行きは、まさしく本物の『魔の使い手』でなければ遂行されないのだから」

男「その上で、この普遍な者として申し上げたいことがあるのです」

魔女「一つ、訂正するわ」

魔女「良いかしら、アナタは私が認めた唯一の従者。私が好き勝手言っても、それを他人に言われることなど言語道断よ」

男「つ、つまり?」

魔女「ふふふ。アナタはこの世で唯一、私に対し『卑下』せずとも存分に語って良い者だということよ」ニコニコ

男「ご主人様……」

魔女「悩みがあるのなら、言って頂戴。なにかできたのなら、私に存分に自慢して頂戴な」パチンパチン

プワァ~ン

男「有り難いお言葉、誠に感謝いたします」ペコリ

男「──では早速なのですが、実は以前から気になっていた『クリーナー』と呼ばれる魔法についての鍛錬を、と!」パァアア

魔女「………」ブッスー

男「? ご主人様? や、やっぱり出過ぎた真似をしたのでしょうか…私は…!?」

魔女「い、いえ、違うのよっ? やっぱり……というか、もう良いわ、うん」


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