8: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/05/21(月) 23:54:54.67 ID:BHrH+yLmO
P「おかえり、先生。なっちゃん、なんだって?」
菜々「Pくんはバカですねって言ってました」
P「それだけ!? それだけ言うために待ってたの!?」
9: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/05/21(月) 23:55:53.43 ID:BHrH+yLmO
菜々(それから数日間、私はそれとなく鷹富士さんの様子を観察してみました)
菜々(たとえば、授業中)
10: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/05/21(月) 23:56:36.87 ID:BHrH+yLmO
菜々(たとえば、休み時間)
P「そろそろなっちゃんの称号をグレードアップさせるべきだと思うんだ」
11: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/05/21(月) 23:58:21.33 ID:BHrH+yLmO
放課後
菜々「おふたり、付き合ってるんですか?」
12: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/05/21(月) 23:59:10.94 ID:BHrH+yLmO
P「………」カキカキ
P「解けた」
菜々「どれどれ……むっ、これは!」
13: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/05/22(火) 00:00:45.53 ID:u7loX1R8O
………
……
…
14: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/05/22(火) 00:02:38.28 ID:u7loX1R8O
菜々「――なんて話をしたこと、Pくんは覚えていないんだろうなぁ」
今となっては懐かしい、夏の思い出の一ページ。
別に、彼の言葉がきっかけで夢を再び追い始めたわけじゃない。彼の笑顔で、アイドルへの情熱を思い出したわけでもない。
ただ……思い返すと、奇妙な縁だな、なんて思ってしまいます。
15: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/05/22(火) 00:03:10.13 ID:u7loX1R8O
菜々「………もちろんです。ウサミン星人ナナの手を、ちゃんと握ってくれているんですから」
菜々「ナナが子どもの頃に憧れていた光景に、少しずつですけど、近づけていると思います。それは紛れもなく、あなたのおかげです」
菜々「おとぎ話のシンデレラに夢を見て、テレビに映るアイドルになりたくて。けれど、絵本のように魔法をかけてくれる人は現れなくて」
16: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/05/22(火) 00:04:45.97 ID:u7loX1R8O
帰り道
P「しっかし、面白いめぐりあわせだよなぁ。高校時代の問題児ふたりとその担任の先生が同じ事務所で働いているなんて」
17: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/05/22(火) 00:07:21.03 ID:u7loX1R8O
P「考えてみれば、今は俺が菜々さんに宿題を出す立場なんだよなぁ。なんか優越感」
菜々「優越感って……」
P「宿題はちゃんとやるんだぞー?」
18: ◆C2VTzcV58A[saga]
2018/05/22(火) 00:08:16.71 ID:u7loX1R8O
おまけ
翌日
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