アスラン「頼りにしているぞ、シン」
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3: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/12(木) 00:29:27.55 ID:/n5bZo6G0
レイ「…しかし先の作戦、おまえに落ち度が無かったわけじゃない」

シン「え…?」

レイ「独断専行によるインパルスの孤立、そして事情があったとはいえ、自分の判断だけで敵基地を攻撃したのは問題だ」
以下略 AAS



4: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/12(木) 00:32:44.23 ID:/n5bZo6G0
シン「ごめん、ちょっと風に当たってくる」

シンが席を外し、残されたレイとルナマリアは再び苦笑する。

ルナマリア「レイの言うことは素直に聞くのよね、シンのやつ」
以下略 AAS



5: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/12(木) 00:36:41.37 ID:/n5bZo6G0
甲板に出たシンは、沈んでいく陽を眺めながらぼんやりと考えていた。
怒りで血が上った頭は、レイの言葉と甲板に吹き抜ける涼やかな風が冷やしてくれた。

しかし、どうしても心のどこかでアスランに対する苛立ちが燻ぶっていた。
彼がオーブにいたこと、今更になってザフトに出戻ったこと、そんな彼に指図されること、頭ごなしに否定されて殴られたこと。
以下略 AAS



6: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/12(木) 00:38:30.58 ID:/n5bZo6G0
アスラン「人の顔を見るなり、そんな顔をするなよ」

怒るどころか笑みすら浮かべてみせたアスランに、シンはどんな態度をとればいいのか図りかねていた。
てっきりまたお説教のひとつでもされるものだと思っていたから、拍子抜けしてしまったのだ。

以下略 AAS



7: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/12(木) 00:40:39.31 ID:/n5bZo6G0
シン「……」

アスラン「暇なんだ、少し話相手になってくれないか?」

シン「それなら、ルナのところに行ってやれば喜びますよ」
以下略 AAS



8: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/12(木) 00:42:35.38 ID:/n5bZo6G0
アスラン「…単刀直入に聞くが、君は俺のことが気に入らないか?」

アスランは、シンの瞳を真っ直ぐに見つめて問いかけた。

シン「は?…はあ、気に入らないですが」
以下略 AAS



9: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/12(木) 00:45:33.16 ID:/n5bZo6G0
アスラン「…確かにな」

シン「え?」

あっさりと認めたアスランに、シンは戸惑った。
以下略 AAS



10: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/12(木) 00:47:44.43 ID:/n5bZo6G0
アスラン「なら、先のインド洋での戦闘のことはどう思ってる?」

シン「……」

アスラン「今もまだ、間違いじゃないと思うか?」
以下略 AAS



11: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/12(木) 00:49:47.37 ID:/n5bZo6G0
アスラン「己の無力さを呪い、力を求めるのはいい。だが、力を手にしたそのときから、今度は自分が誰かを泣かせる者となる」

アスラン「それだけはどうか、忘れないでくれ」

シン「…はい」
以下略 AAS



12: ◆kiXe9QcYqE[saga]
2018/04/12(木) 00:54:13.02 ID:/n5bZo6G0
今回はここまでになります。
アスランとシンがもう少し親交を深めていたらというもしもの話です。
全然書き溜めてないので更新は不定期です。


13:名無しNIPPER[sage]
2018/04/12(木) 00:55:00.61 ID:4/V7Zk3oO
おつおつ


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