16:名無しNIPPER[saga]
2018/03/04(日) 21:24:50.29 ID:OveROufQ0
運営の方向性なのです。私たちは結局アイドル。パフォーマーではないのです。
歌をいくら頑張っても上手い人はもっといて、ダンスだって同じく。容姿だってモデルさんが並んでしまうと霞んでしまいます。
半端な能力をいかに可愛く見せられるか。それがアイドルなのです。
17:名無しNIPPER[saga]
2018/03/04(日) 21:42:42.37 ID:OveROufQ0
握手会が終わると、私たちはバスにのって大きな駅まで移動します。
帰りは外でファンに待ち構えられていると自宅が特定されてしまうからです。何とも半端なセキュリティだとは思いますが。
バスを降りると、何人かのメンバーは「ご飯行く?」「これから遊びに行かない?」なんて話しています。
18:名無しNIPPER[saga]
2018/03/04(日) 21:51:35.31 ID:OveROufQ0
翌朝、大学で授業が始まるのを待ちます。
一限の授業は八時五十分からで、私はいつも五分前に教室に着くように意識します。
よく知らない子たちにひそひそと噂されるのも嫌だし、遅れて行って不真面目だという印象も持たせたくないから。
19:名無しNIPPER[sage]
2018/03/11(日) 23:09:42.80 ID:VR+y1cQs0
まだ続いてます?
20:名無しNIPPER[saga]
2018/03/14(水) 20:56:41.49 ID:I3u4G+NE0
受け取ったルーズリーフをファイルにしまい、彼女にお礼を言います。
「私がもっと売れたら、○○くんを紹介するね」
これくらいなら、言っても許されるでしょう。同じ業界の私からしても、彼は遠い世界の住人なのです。夢物語の相手なのです。
21:名無しNIPPER[saga]
2018/03/14(水) 20:57:09.73 ID:I3u4G+NE0
チャイムが鳴る10分前に、教授は講義を終えました。2限は空きコマだから、お昼休みを含めると結構な空き時間があります。
ノートを片づけながら、私はまどかちゃんに尋ねます。
「ね、あの人。何て人か分かる?」
22:名無しNIPPER[saga]
2018/03/14(水) 20:57:42.77 ID:I3u4G+NE0
「へぇー。そんじゃコバが昨日はボディーガードくんだったんだ」
「ボディーガードって。まあ、似たようなものだけどさ」
まどかちゃんは楽しそうにニヤニヤしながら、私に問いかけます。
23:名無しNIPPER[sage]
2018/06/21(木) 21:32:36.49 ID:E27BTbfl0
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