31: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:23:00.98 ID:oMgPCNNI0
―― うさぎだらけの街
「くそっ、全然進めない……!」
32: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:24:01.73 ID:oMgPCNNI0
突然、拡声器で増幅された聞き覚えのある声が。
同時に強い風と、ばたばたうるさいローターの回転音が降り注いだ。
「桃華か!?」
33: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:26:43.12 ID:oMgPCNNI0
「驚きましたわ。朝起きたら大変なことになっていたんですもの」
「みんなそうさ。にしてもよくヘリなんて飛ばせたな?」
「緊急事態でしたので。今回の件、どう考えても只事ではありませんわ」
34: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:28:39.51 ID:oMgPCNNI0
同じく飛行服を着こなした奏は、足を組んで何やら黙考しているようだった。
「状況によるわね」
「状況?」
35: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:31:40.69 ID:oMgPCNNI0
「あっ……」
智絵里が声を上げた。
36: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:33:05.53 ID:oMgPCNNI0
「よし、じゃあ降ろしてもらって……」
「飛び降りますの」
「は?」
「ダイビングですのっ」
37: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:33:59.39 ID:oMgPCNNI0
「えいっ」
38: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:38:09.79 ID:oMgPCNNI0
ぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽぽんっ!!!
39: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:47:50.15 ID:oMgPCNNI0
もふぁぁぁあっ、と衝撃でピラミッドが形を崩していく。
その中心でノビているのは、驚くほど小柄で幼い女の子だった。
40: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:48:53.13 ID:oMgPCNNI0
「わたくし達は、あなたを助けに参ったんですの」
「大丈夫よ。誰もあなたを責めたりなんてしないわ」
「うさぎさん達のこと、知ってるんですよね? みんなで、なんとかしましょう……?」
41: ◆DAC.3Z2hLk[saga]
2018/02/16(金) 01:50:01.97 ID:oMgPCNNI0
一旦切ります。
明日か明後日中には終わると思います。
97Res/67.48 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20