64:名無しNIPPER[sage]
2018/01/17(水) 01:20:43.80 ID:2X1um2xF0
フレデリカ「っとと、茶番はこれくらいにしておいてー、本題の真面目な話しよっか」
奈緒「茶番って……」
茄子「ふふ、そうですね」
65:名無しNIPPER[sage]
2018/01/17(水) 01:21:15.07 ID:2X1um2xF0
裕子「では問題が起こったら奈緒さんのアカペラで会場を温めて……」
フレデリカ「フレちゃんたちは舞台袖のスタッフさんと意思疎通できるようにしとこっか。部署に言えば小さなLED掲示板とか用意してくれるかな〜」
奈緒「え、あたしがアカペラするの確定なのか!?」
66:名無しNIPPER[sage]
2018/01/17(水) 01:21:52.46 ID:2X1um2xF0
フレデリカ「それじゃあ次は、更なる未知の問題に備え、自動車教習所の学科とかでよくやる『もしかしたら○○が起こって××かもしれない』って感じの事を考えてみよっか!」
茄子「フレデリカちゃん、免許持ってるんですか?」
フレデリカ「ううん、持ってないよー。ダイヨンに車が好きなアイドルがいて、その人に教えてもらったの。楽しそうだから1回やってみたかったんだ〜」
67:名無しNIPPER[sage]
2018/01/17(水) 01:22:25.59 ID:2X1um2xF0
――CGプロ 第8アイドル事業部――
ちひろ「いよいよ来週ですね、ほたるちゃんの……バックダンサーですけど、初ステージ」
P「…………」コクン
68:名無しNIPPER[sage]
2018/01/17(水) 01:22:57.26 ID:2X1um2xF0
ほたる「はい……おはようございます、ちひろさん、プロデューサーさん……」
P「……?」
ちひろ「今日もレッスンでしたね。どうですか、調子は?」
69:名無しNIPPER[sage]
2018/01/17(水) 01:23:24.09 ID:2X1um2xF0
――CGプロ エレベーター――
ほたる「プロデューサーさんは1階ですよね? 私はレッスンルームだから2階――」
ほたる(――のボタンを押そうとした私の手をプロデューサーさんは制しました)
70:名無しNIPPER[sage]
2018/01/17(水) 01:23:50.60 ID:2X1um2xF0
P「そうだ、僕も君ももう一度新しく生まれ変われるよ。傷ついて笑うのは金輪際もうやめにしよう」
ほたる(……というより、最初から抗う気持ちがなかったのかもしれません)
ほたる(プロデューサーさんに手を引かれ、CGプロダクションから私たちは抜け出しました)
71:名無しNIPPER[sage]
2018/01/17(水) 01:24:17.21 ID:2X1um2xF0
ほたる(都心から電車を乗り継いで2時間弱)
ほたる(私とプロデューサーさんは東京の最西端の駅にいます)
ほたる(電車の中では、プロデューサーさんはいつも通りにほとんど無言でした)
72:名無しNIPPER[sage]
2018/01/17(水) 01:24:44.49 ID:2X1um2xF0
ほたる「ここは……キャンプ場……ですか?」
P「…………」コクン
ほたる(駅から歩いて15分ほどでしょうか)
73:名無しNIPPER[sage]
2018/01/17(水) 01:25:10.53 ID:2X1um2xF0
P「…………」
ほたる「あ、プロデューサーさん……」
ほたる(しばらくぼんやりしていたら、事務所から背負っているギターケースとバッグに加え、小さな薪や着火するための道具なんかも抱えたプロデューサーさんが戻ってきました)
74:名無しNIPPER[sage]
2018/01/17(水) 01:25:36.90 ID:2X1um2xF0
ほたる(プロデューサーさんとキャンプ場の一角に陣取ると、そこでプロデューサーさんは傘が開いたような形に薪を組みました)
ほたる(私にも何か手伝える事はないかと思ったのですが、ものすごく手際よく薪を組む手つきを見ていると、邪魔になってしまうだけに思えました)
ほたる(こういう経験があるんですか、と尋ねてみたら、一度やってみたかったから手順を調べた、といったようなニュアンスの言葉を返されました)
118Res/135.77 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20