179: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/11(木) 19:04:41.15 ID:ojaRw0Ig0
今日のぶん終わり
たぶんもう少しで完結しますので、もう暫くお付き合いください
180: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 08:37:30.47 ID:NDtKQXWL0
今晩、完結まで一気に投下します
長くなりますがよろしくお付き合いください
181: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:25:00.59 ID:kta593FJ0
【ミカ】
あかときは終に行く
もう帰してはくれぬ
182: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:26:03.12 ID:kta593FJ0
「わあ、えっち」
「やかましい。ミカ、何故お前があの本を持っている」
「お風呂のあとじゃ駄目かな」
183: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:27:06.11 ID:kta593FJ0
「ミカ、あの、本、ありがとう」
声が震えている。
184: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:27:58.08 ID:kta593FJ0
「サンドイッチ、ご馳走さま。あまり美味しくなかったよ」
「えへへ、やっぱり」
気恥ずかしそうに笑って、千代美も立ち去った。
185: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:29:18.20 ID:kta593FJ0
【千代美】
参ったなあ、ミカにはバレちゃったか。
まあ、それはそれ。いずれバレるものだったんだと思うことにする。
186: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:30:10.53 ID:kta593FJ0
「聞いて頂戴。カチューシャったら酷いのよ」
今日のダージリンはカチューシャとどこかで食事をしていたらしい。
お酒を飲んだカチューシャを車で送ろうとしたら、乗りたくないと言ってわざわざノンナを呼び出して帰ったとかなんとか。
187: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:30:54.53 ID:kta593FJ0
「私にその本を預けたのは、あの人なんだ。名前は忘れたけど」
何て言ったっけ、あの、カチューシャのせいでよく走り回ってるハイエースの人、とミカは記憶と格闘している。
あれ、それってもしかして。
188: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:31:39.92 ID:kta593FJ0
「でね、彼女はカチューシャの呼び出しでこの場を離れざるを得なくなった」
そこに弁当箱を持った私が来合わせたのさ、とミカは淡々と説明した。
そしてノンナから本を預かったミカは、ダージリンが帰ってくるまでそこに居たって訳か。
189: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:32:26.46 ID:kta593FJ0
「ノンナが我々に気付いていたということは、彼女は店に居たのか」
ああ、そう言えばそうか。ノンナはマルヤマさんが追い掛けたのが私達であることに気付いてたからここまで来れた。
って事は店に居たんだ。
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