188: ◆nvIvS/Qwrg[saga]
2018/01/12(金) 19:31:39.92 ID:kta593FJ0
「でね、彼女はカチューシャの呼び出しでこの場を離れざるを得なくなった」
そこに弁当箱を持った私が来合わせたのさ、とミカは淡々と説明した。
そしてノンナから本を預かったミカは、ダージリンが帰ってくるまでそこに居たって訳か。
まあ、ノンナはカチューシャの送迎でここにもよく来るから、その隣の私達の家を知ってるのは別に不思議な事じゃない。ただ、ノンナが本を持っていたのは、一体。
「ああ、何故だか子連れの女性が一緒だったよ。マルヤマさんと言ったかな」
あ。
その人は。
「繋がったか」
私達を追い掛けたマルヤマさんをノンナが車に乗せてここまで来た。
そして本はミカの手に渡った、か。
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