61: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 17:13:20.40 ID:8F8qoQQF0
「……乃々ちゃんのプロデューサーはあの人じゃなくてまゆですから。乃々ちゃん、時間がありません。早くレッスンの続きをやりましょう」
「は……はい」
62: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 17:14:52.93 ID:8F8qoQQF0
──まゆさんは……プロデューサーさんのために、アイドルになったんですか?
63: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 17:16:01.40 ID:8F8qoQQF0
「森久保!!」
トレーナーさんの鋭い声にはっとして、顔をあげる。
64: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 17:20:44.28 ID:8F8qoQQF0
🎀
プロデューサーさんからもうすぐ退院するぞと連絡がきたのは昨日のことだった。
さすがに早すぎませんか、と聞くとどうやらだいぶ無理をしてお願いしたみたい。
65: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 17:23:44.88 ID:8F8qoQQF0
「先生からもそういわれましたけど、でもライブまでもう時間がないじゃないですか」
「しかし……」
66: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 17:26:01.03 ID:8F8qoQQF0
「普段からまゆに頼りっぱなしで。俺はただの役立たずなのに、あの子の人気のおかげでいままでなんとかなって。そのたびにすごいですって言われて」
「……」
67: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 17:27:48.51 ID:8F8qoQQF0
「ごめんなさい」
もし私がプロデューサーさんのためにがんばろうとしなければ、あの人はいまも笑ってお仕事をしていたんでしょうか。
もし私がアイドルにならなければ、いまごろ乃々ちゃんも倒れることもなく、いまよりももっと輝いていたんでしょうか。
68: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 17:30:18.20 ID:8F8qoQQF0
🎀
翌日、ちひろさんから乃々ちゃんの担当をプロデューサーさんが引き継ぐという連絡がきた。
結局あのまま押し切られるなんて、ちひろさんにしては珍しいなぁ。
69: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 17:33:06.49 ID:8F8qoQQF0
緑色のリボンがひらりと舞っていた。
70: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 17:35:55.14 ID:8F8qoQQF0
「やめてください」
乃々ちゃんの笑顔が固まった。
71: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 17:38:49.33 ID:8F8qoQQF0
「乃々ちゃん、知ってましたか? 明日から乃々ちゃんの担当はプロデューサーさんになるんですよ。まゆはもうあなたのプロデューサーじゃないんです」
ズキンと心臓がいたい。
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