67: ◆GO.FUkF2N6[saga]
2017/12/30(土) 17:27:48.51 ID:8F8qoQQF0
「ごめんなさい」
もし私がプロデューサーさんのためにがんばろうとしなければ、あの人はいまも笑ってお仕事をしていたんでしょうか。
もし私がアイドルにならなければ、いまごろ乃々ちゃんも倒れることもなく、いまよりももっと輝いていたんでしょうか。
もし私がプロデューサーさんのことを好きにならなければ──。
なんていまさら考えてもどうしようもないのかもしれませんけど、ひとつだけたしかなことがあった。
私は、ここにいちゃいけないんだ。
ドアに額を押し付ける。
どうしようもなくわがままな自分が嫌になる。
いまさら言ったってどうしようもないのに。
あの人に聞こえていないとわかっているのに。
こんなこと思う資格なんてあるはずないのに。
それでも、最後にどうしても言いたいと思ってしまった。
「愛しています。プロデューサーさん」
好きになって、ごめんなさい。
涙は流れなかった。
私には泣く権利すらなくなっていたのかもしれない。
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