設定だけ考えてた作品を殴り書き
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23:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 18:30:10.65 ID:r1CStY0i0
 物思いにふけりつつ自宅に帰るとくたびれた表情の親父がソファーで天井を眺めていた。
 小学五年生だから、今年で三十五か、まだまだ若いのに顔は老けきっている。
 俺が三歳の時に母親は男を作って一方的に離婚を申し出て蒸発した。
 普通なら、俺の親権は母親の方に行く筈だったのだが、あの人が作った男が自分と血が繋がっていない子供を育てるつもりは一切ないと言い切って、当時生まれたばかりの妹を連れて行った。妹も本当に血の繋がった妹ではなく、異父の兄妹になるらしい。本当かどうかはわからないが。


24:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 18:41:49.65 ID:r1CStY0i0
「……珍しいな、散歩に出たのか」
「天気がいいからね、まあ、面白いものは見つけられなかったけど」
「小遣いは残ってるのか? 駄菓子や飲み物は買ったのか」
「さあ、今日は財布を覗いてない」

以下略 AAS



25:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 19:02:39.27 ID:r1CStY0i0
 何もアクションを起こさなかったら、こういうギクシャクとした親子の日常が終わるんだよな。
 俺が動けば、世界は平和になる……らしい。
 今現在はただの小学生、未来はただの自衛官、それでも、選ばれたと思ってやり遂げるしか無いんだよな。
 別に、俺は英雄だのヒーローだのになりたいわけじゃない。
 ただ、普通の人間として……日々を……。


26:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 19:20:39.54 ID:r1CStY0i0
 部屋に戻り押入れや本棚を漁って刃物の切れ味を封じられる何かを探した。
 季節はまだまだ肌寒い五月、長袖だ着れる時期だ。袖に何かを仕込むことが出来る。
 理想は木材なんかを両手に巻きつけることだが、部屋の中に丁度良い木材が無い。巻きつけるガムテープはあるが。
 小遣いを貰ったのだから百円ショップに買いにくのが手っ取り早いか。

以下略 AAS



27:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 19:24:39.83 ID:r1CStY0i0
お風呂休憩挟みます。
流石にプロット無しのぶつけ書きは速度がナメクジだけど、淡々と書いていきますよ―イクイク……ヌッ


28:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 21:58:58.66 ID:r1CStY0i0
再開

 数年ぶりにからう? 背負う? ランドセルは若干の恥ずかしさを感じさせた。
 通学路には学校に向かう小学生が会話を弾ませている。
 流石に精神年齢が二十代になりますとランドセルを身につけることは拷問に感じます。


29:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 22:08:01.26 ID:r1CStY0i0
 にしても、俺が死んだ未来ではこの場所は焦土になるんだよな。
 本当は東京を狙ったらしいんだが、着弾点は東京より離れたこの場所に落ちた。
 中学の頃に親父の転勤でこの街を離れて八年後に攻撃されて、それ以来、戻ることはなかった。

「……その未来を変えるためにこの場所に戻ってきたんだろ、なよなよすんな」
以下略 AAS



30:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 22:20:10.12 ID:r1CStY0i0
「今日の体育楽しみだね!」
「わたしは……体育苦手だから……」
「そんなこと言ってたら体が弱くなっちゃうよ!」

 廊下ですれ違う、田辺咲子と。
以下略 AAS



31:名無しNIPPER
2017/12/17(日) 22:36:45.70 ID:r1CStY0i0
天鳳に誘われたから今日はこの辺で、一ヶ月くらいで第一章の設定は書き終えられると思うから気長にどうぞ。


32:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/18(月) 22:02:32.91 ID:qsbAvU560
再開

 そのまま三人に声をかけることもなく自分の教室に移動する。
 よく考えると五年生の頃の教室はこんな感じだったな、なんて薄れた記憶が蘇っていく。
 時刻は真面目でも不真面目でもない奴がゾロゾロと学校に到着する頃、薄れた記憶だが、見知った顔が懐かしさを感じさせる。
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/18(月) 22:11:49.71 ID:qsbAvU560
 彼は坂本幸太、俺の最初で最後の親友と呼べた存在だ。
 引っ越してから音信不通になって、生きてるのか死んでるのかも確認できなかった。
 生きてるんだよな……いや、生きている時代に戻ってきたんだ、当たり前だ。

「どうしたんだよ、暗い顔して……朝飯食べなかったのか?」
以下略 AAS



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