4:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/15(金) 17:49:18.54 ID:q/MTrf4E0
「……ふふ」
それに嬉しくなる。
5:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/15(金) 17:50:17.17 ID:q/MTrf4E0
「……プロデューサー。謝らないでください、って言いました。謝るのは無しだ、って約束しました。そのはずでしょう?」
「でも……それでも……」
「……もう」
6:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/15(金) 17:51:34.59 ID:q/MTrf4E0
今日のこと。プロデューサーに求められる前のこと、プロデューサーに求めてもらえたときのことを思い返しながら言う。
二人きりの飲み会。注文を委ねてくれているのをいいことに精の付くようなものばかりを頼んで、いつもよりも少し強引にお酒を勧めて。酔ったふりをして、しなだれかかってみたりして。
私のこの部屋の中。送ってもらった流れのまま連れ込んで、この日のために用意しておいたアロマを焚いた中へ導いて。軽くシャワーを浴びた後、着たのは薄いシャツ一枚とパンツだけ。私の身体にはかなり大きいそれからは当然のように肌が零れて晒される。それを自覚しながら、わざと露にして見せながら、近く傍へ身体を寄せて。
7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/15(金) 17:53:02.83 ID:q/MTrf4E0
「プロデューサーも分かってるでしょう。貴方は悪くない。悪いのは私なんです」
「謝ることなんてない。何も、貴方が悪いことなんてないんですよ」
8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/15(金) 17:54:01.22 ID:q/MTrf4E0
何度か止まりそうになりながら、けれど止まることなく撫でてくれる背中の暖かさを感じながら続ける。
悪いのは私。自分の勝手な思い込みで焦って怖がって、そしてこんなわがままに付き合わせてしまった私が悪いんだ、と。
格好だけ否定して、でもその否定を乗り越えてもらいたくて誘惑を繰り返して。そうして、プロデューサーから襲わせるような形を作って……。
9:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/15(金) 17:54:52.91 ID:q/MTrf4E0
心の中で「ずるいなぁ」と自覚しながら言う。
相手を縛り付けるような、自分の安心と独占欲……自分の勝手な幸せのために相手を強制するようなことを。綺麗じゃない、でも紛れのない本心を言う。
10:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/15(金) 17:55:54.97 ID:q/MTrf4E0
晒された首元へ指を這わす。
手のひら全体を添わせながら親指を数回撫でるように動かして、そこを汚すものを拭う。
11:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/15(金) 17:56:56.81 ID:q/MTrf4E0
「……」
「……」
「……ふふ」
12:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/15(金) 17:57:53.94 ID:q/MTrf4E0
最後に謝罪。これまで何度も『謝らないで』と繰り返しておきながら、けれどきっと明日起こってしまうのだろう光景を想像して口に出す。
ごめんなさい。きっとまた明日言うことになるだろう言葉。
13:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/15(金) 18:02:37.48 ID:q/MTrf4E0
以上になります。
十時愛梨「脱ぎたくないです……」
https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1504078709/
14:名無しNIPPER[sage]
2017/12/15(金) 18:04:23.88 ID:eAEbD+2No
おつおつ
しっとりしてて、よかった
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