8:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/15(金) 17:54:01.22 ID:q/MTrf4E0
何度か止まりそうになりながら、けれど止まることなく撫でてくれる背中の暖かさを感じながら続ける。
悪いのは私。自分の勝手な思い込みで焦って怖がって、そしてこんなわがままに付き合わせてしまった私が悪いんだ、と。
格好だけ否定して、でもその否定を乗り越えてもらいたくて誘惑を繰り返して。そうして、プロデューサーから襲わせるような形を作って……。
プロデューサーは悪くない。悪いのは私。そう言葉を続ける。
「……」
「悪いのは私。貴方が謝る必要なんてない。ないんです」
「でも」
「それも。『でも』なんて言わないでください。……私を想ってそうなってくれているのは分かります。それは貴方の良いところ、私もとても好きなところ。……ですけど、今は言わないでほしいです」
「……」
「むしろ、その」
「……?」
「そんなふうになってくれるなら……もっと私を求めてください。これからも、ずっとずっともっともっと。……今日こんなことをしてしまった私が言う台詞ではない。それは分かってます。……でも、もし叶うなら求めてほしい。私がまたこんな馬鹿なことをしないように、もう不安を抱いて貴方を疑うようなことのないように……求めて、愛してほしいんです」
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