7:名無しNIPPER[sage saga]
2017/12/15(金) 17:53:02.83 ID:q/MTrf4E0
「プロデューサーも分かってるでしょう。貴方は悪くない。悪いのは私なんです」
「謝ることなんてない。何も、貴方が悪いことなんてないんですよ」
私の言葉だけの「だめ」を乗り越えて、プロデューサーは私のことを求めてくれた。淫らに誘う私に応えて、プロデューサーは愛してくれた。
何度も何度も触れられた。潰れるほどに掴まれて、飲み込まれそうなほど吸い上げられた。強く深く結ばれた。壊れてしまいそうなほど突き上げられて、受け止めきれないほど吐き出された。「好き」「大好き」「愛してる」……そんな告白を数えきれないくらいに重ねながら、私のことを愛してくれた。
「貴方は私のことをあんなにも想ってくれていたのに。好きでいてくれて、愛してくれていたのに」
「私を想って必死に我慢していてくれたことを、淡白だと受け取って。心を尽くして優しくそっと触れてくれるのを、愛が薄らいでしまったのかな、なんて考えて。仕事に真面目でみんなに真摯な貴方の姿を見て、浮気されてしまうのかな……捨てられてしまうのかな、なんて……そんなふうに、思ってしまって」
「だから、ってこんなことをした私が悪いんです。貴方は悪くない。私なんです。全部全部」
「貴方を疑った。怖くて、嫌で、寂しくて……貴方を試すようなことをした」
「貴方のことが好きなのに……貴方が好きで、貴方のことを愛しているから……だからって、そんな愛しい貴方のことを騙した。私が全部悪いんです」
14Res/15.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20