40:名無しNIPPER[sage]
2017/12/22(金) 18:59:56.82 ID:1vBeVgct0
あ、そう。一生懸命頑張ってね
41:名無しNIPPER
2017/12/23(土) 10:59:18.79 ID:cwzCqxKgO
妙なファンが付いたな
乙
42:名無しNIPPER[sage]
2017/12/23(土) 16:31:36.22 ID:UsUOyB0t0
面白い!次も期待して待ってます
乙!
43: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2017/12/26(火) 01:08:29.58 ID:8fDRK/Ah0
魔女との会談の後、先代勇者は久しぶりに狩りへ行こうと言い出した。
伴うのは軍師と薬師の二人だけという。すぐに三頭の馬が用意され、軍師は葦毛の馬に跨った。
馬は苦手だった。乗るのも兵の補助がなければ満足にできない。
少しでも駆けようものなら、馬首にしがみついて手綱をロクに取れない始末である。
44: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2017/12/29(金) 13:46:08.46 ID:sOpPte4i0
次に先代勇者が矢を放った。しかし、結果は軍師と同じだった。
馬を並べた軍師に苦笑で答える。
先代勇者「太ると昔のように弓を使えんな。こう見えて、現役時代は敵なしの弓使いだったのだが」
45: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2017/12/29(金) 19:42:53.60 ID:sOpPte4i0
狩りから数日後。自室にて。
まだ軍師の胸には、漠然とした不安が広がっていた。
薬師は本当に信頼できるのか。政治や軍事にとどまらず、個人的な相談にも乗ってくれた、心優しい薬師。
何より、片頭痛を治した恩人である。
46: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2017/12/29(金) 19:52:28.78 ID:sOpPte4i0
薬師が入ってきた。今日は茶色の髪を横に流している。
彼女は会うたびに、髪型を変えていた。
髪型の話から、自然と政治や地理の話に盛り上がっていくのだ。
間諜「軍師さん、顔色が悪いですよ。過度な労働はかえって効率が悪くなると、以前申し上げたはずですけど……」
47:名無しNIPPER[sage]
2018/01/01(月) 04:37:06.66 ID:6LrzzisDO
乙&あけおめ
48: ◆EpvVHyg9JE[saga]
2018/01/01(月) 19:32:14.99 ID:EN7XwCmTO
真夜中、仕事を終えた軍師は卓上のヘッドフォンと向かい合っていた。
静寂。たまにコツコツと使用人の靴音が聞こえるが、それ以外は完全な無音状態である。
扉の隙間をすり抜けて一匹の蛾が迷い込んできた。ランタンの明かりにつられたようだ。しかし、音はない。静寂。
間諜『その魔道具、実は聴力の調整が難しいんです。聞いてはいけないあんなことやそんなことが、四方八方からダダ漏れ……。くれぐれも、扱いには気をつけてくださいね」
49: 【吉】 [sage]
2018/01/01(月) 20:28:36.60 ID:GoAPu4IHo
正月更新おつ
50:名無しNIPPER[sage]
2018/01/01(月) 21:24:08.31 ID:Sqb6T3Joo
乙
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