46: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/11/19(日) 23:40:18.80 ID:TIWNuS4m0
自然、航空哨戒の負担は龍驤さん、瑞鶴さん、千歳さんに集中する。基地航空隊も運用するなどして此方も可能な限り負担を分散できるようシフトを組んではいるけれど、それでもカバーしなければならない範囲の広さからどうしてもオーバーワーク気味だ。
(;´Д`)(再来週には海保からS-76ももう1機追加されるし、烈風が運用できる給油艦の速吸さんの派遣も要請してある。けど、対症療法にもならないな)
やはり、鳥島近海に海上拠点を設けるという抜本的な解決が最良の選択肢。だが、環境保護(笑)とやらでそれが難しい以上他の手段を考えなければいけない。
47: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/11/19(日) 23:59:50.17 ID:TIWNuS4m0
(´Д`)「それで、次の議題だけど………県一等陸尉」
「お呼びがかからないのではと少しひやひやしましたよ」
(´Д`)「あはは、ごめんなさい。
48: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/11/20(月) 00:20:35.18 ID:uLSpg/zU0
しばらく、会議室に沈黙が降りた。龍驤さんや榛名さん達だけでなく、石田一尉と小栗三佐も僕の質問の意図を今ひとつ掴みかねているようだ。
「……………」
ただ1人、問いかけられた県一尉だけが明確に理解している。彼はたっぷり20秒ほど俯いて思考の海に沈んだ後、ゆっくりと顔を上げ僕に視線を向けた。
49: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/11/20(月) 00:30:26.18 ID:uLSpg/zU0
明日がお休みなので完結を明日まで延ばさせていただきます。眠気が限界に達しました、申し訳ありません
50: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/11/20(月) 00:31:03.55 ID:uLSpg/zU0
厳密に言うと日付変わってるんで今日ですね、重ね重ね申し訳ない
51:名無しNIPPER[sage]
2017/11/20(月) 00:33:32.74 ID:xjrsMslo0
ここの艦娘は陸上でも能力落ちないのかな
塹壕とトーチカを盾に島を駆け回る軍艦と同等戦力の人間大の兵士
恐ろしい
52:名無しNIPPER[sage]
2017/11/20(月) 01:14:13.68 ID:5O5PlCtA0
おつおつ
つくづく現場の神がかった人財に救われてるけど、上に行けば行くだけ糞なのがなあ…
おまけに「揺るがない要衝」であるけど、いざという時にその戦力を自在に振り分けて…ってのが難しいのも辛いw
必殺の遊撃部隊ってのもよく練ってたんだなあ…
53:名無しNIPPER[sage]
2017/11/20(月) 10:26:22.33 ID:EIgReyp0o
アホウドリの繁殖、俺の母校がやってんだよなぁ
先生には申し訳ないけど潰すしかないよ、こんな事態じゃ
核撃ち込まれないだけありがたいと思わなきゃ
54: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/11/20(月) 22:38:51.33 ID:uLSpg/zU0
(´Д`)「結論から言うと、僕がこれから進めたいのは“青ヶ島そのもの”の要塞化なんだ」
「………?鎮守府施設で砲台や対空機銃を増やすということですか?」
(´Д`)「当然それも行うけど、ちょっと違う。旧学園艦以外の部分……文字通り青ヶ島全域の話だよ」
55: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/11/20(月) 22:42:32.43 ID:uLSpg/zU0
(´Д`)「鳥島の拠点化ができない以上、硫黄島・南鳥島方面への兵站線の間延びは絶対不可避になる。とはいえ、これらの鎮守府は故にかなり強力な戦力を有しています」
例えば硫黄島には、八丈島同様【一航戦】の加賀さん、赤城さんに加えて装甲空母改装が完了している翔鶴さん、更にかの大戦艦大和さんら130名からなる艦娘部隊が駐屯している。父島にも国内の同種艦娘の中では最高練度である扶桑さんと山城さんを中心に60名超、母島にも30名の予備艦隊。
全島合計200名オーバーという巨大な戦力は、平均的な練度も高いため深海棲艦が相当な物量で攻め寄せてきてもある程度の期間は持ち堪えられるだろう。
56: ◆vVnRDWXUNzh3[sage saga]
2017/11/20(月) 22:44:41.87 ID:uLSpg/zU0
島嶼自体が相応の火力を持っているなら、艦娘の数が減少してもある程度の迎撃は見込める。つまり、精鋭部隊による突貫で敵包囲網を突破して寸断されたシーレーンの回復、孤立した南方への増援を派遣する余裕も出てくる………実際にはそんなことは全くないけれど、「そう思わせることが出来た」なら十分僕らの勝ちだろう。
「後ろ向きではありますが、もう一つ大きな利点が。
仮に我々が制海権を掌握されてこの鎮守府施設が沈黙したとしても、島内陸部で我々が未だに戦力を有している可能性を敵が捨てきれなくなります。外輪山もそうですが青ヶ島は全体的に峻険な地形が多く、小島ながら引き込んでのゲリラ戦はうってつけだ。
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