47: ◆vVnRDWXUNzh3[saga]
2017/11/19(日) 23:59:50.17 ID:TIWNuS4m0
(´Д`)「それで、次の議題だけど………県一等陸尉」
「お呼びがかからないのではと少しひやひやしましたよ」
(´Д`)「あはは、ごめんなさい。
まず、一つ単刀直入に聞きます。もし万一海上の防衛線が突破されて深海棲艦との陸上戦となったとき、この鎮守府施設ではどれぐらい持ち堪えられますか?」
「一時間半、長くても二時間です」
即答。突きつけられた数字は、案の定厳しい。寧ろ、想定していた「45分」より随分マシな数字だ。
「現在鎮守府内に存在する陸戦戦力は、10式戦車4両に89式装輪装甲車16両、MLRS1両、87式2両、陸上、AH-1Sが6機、最後に自衛隊普通科歩兵308名です。他に迫撃砲、携行重火砲などが多数ありますがこちらは省略させていただきます」
「数として聞いてみると意外と少ないね」
「あまり兵力が多すぎると中国が五月蠅くなりますからな」
川内さんの感想に、県一尉はドカベンの山田太郎に髭を生やしたような精悍な顔をくしゃりと歪めて苦笑いした。
「鎮守府それ自体に備えつけられた火砲もあるためある程度の迎撃力はあります、しかしこの鎮守府ほど練度が高い艦隊の海上防衛線が突破されたとなれば敵は相当な手練れか相当な物量を有するかのどちらかです。
幾らかは陸自の意地として粘ることが出来ますが、瓦解はあっという間でしょうな」
(´Д`)「なるほど」
歯に衣着せない物言いだけど、其方の方が僕としてもやりやすい。
変に濁されたり下手なプライドで見栄を張られたりすると、此方の計算が立ち行かなくなる。
(´Д`)「じゃあ、もう一つ質問を。
艦隊の余力を残した上で陸上に回収し、“青ヶ島全体”を使って防衛戦を展開した場合は?」
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