235:名無しNIPPER[saga]
2017/12/12(火) 01:29:38.93 ID:sLz/PBVL0
それから一呼吸だけ間を置いて私も助手席に乗り込む。
私がシートベルトを着用したのを確認し、お兄さんは今回の目的地に向かうために車のエンジンを点火した。
236:名無しNIPPER[saga]
2017/12/12(火) 01:45:19.98 ID:sLz/PBVL0
車を走らせること大よそ一時間ほど。
“遊園地”と呼ばれている大規模なテーマパークに辿り着いた。
237:名無しNIPPER[saga]
2017/12/12(火) 01:47:44.59 ID:sLz/PBVL0
「いやぁ、最近ちょっとバタバタしていたからどこにも連れて行けてなくてさ。
今日はクリスマスイブだから何かしようと思ってたけれど……裏目に出ちゃったかな?」
「いいえ、とても素敵なところに連れてきてくださって嬉しいです」
238:名無しNIPPER[saga]
2017/12/12(火) 01:58:36.16 ID:sLz/PBVL0
人の多さが影響しているのだろう。
遊園地のアトラクションは軒並み待ち時間が多かった。
239:名無しNIPPER[saga]
2017/12/12(火) 02:14:53.76 ID:sLz/PBVL0
お兄さんが熟考をして出した結論は、
『とりあえず空いているアトラクションを端から回ろう』という内容だった。
240:名無しNIPPER[saga]
2017/12/12(火) 02:19:48.26 ID:sLz/PBVL0
そのままお兄さんのいた景色を置き去りにして、回転木馬はのんびり回る。
そして二周目、再びお兄さんの待っている景色へ。
241:名無しNIPPER[sage]
2017/12/12(火) 02:24:54.67 ID:U1leUHnaO
くっそ可愛い
242:名無しNIPPER[saga]
2017/12/12(火) 02:46:10.33 ID:sLz/PBVL0
その後はコーヒーカップという乗り物の所へ行き、お兄さんと一緒に乗った。
ぐるぐる回るそれも楽しくて、ついはしゃぎすぎた結果、二人して思わず回し過ぎた。
243:名無しNIPPER[saga]
2017/12/12(火) 03:05:27.83 ID:sLz/PBVL0
それから少し遊園地の飾りつけを見て回り、気が付いたら観覧車に並ぶ良い時間となっていた。
係員の方に整理券を渡して、優先列に並ぶ。
244:名無しNIPPER[saga]
2017/12/12(火) 03:19:53.26 ID:sLz/PBVL0
プレゼントに対して、私は何か返せるものがないのか訊ねてみた。
お兄さんは「気にしないで」の一点張り。
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