神谷奈緒「マーキング」
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49:名無しNIPPER[saga]
2018/01/10(水) 12:30:46.17 ID:rPzG0RhG0
『もしもの場合を考えて、こういったものを備えておくのは当然の事だ』


いつだったかは覚えていないけど、前にプロデューサーさんが言っていた言葉だ。

以下略 AAS



50:名無しNIPPER[saga]
2018/01/10(水) 12:31:51.28 ID:rPzG0RhG0
ただ、プロデューサーさんが事務所の中にいるのであれば、別にこれといって問題は無い。それであれば、この傘を必要としない状況だからだ。


けど、違う。今はそうじゃない。違うんだ。プロデューサーさんはこの時、事務所にはいなかった。

以下略 AAS



51:名無しNIPPER[saga]
2018/01/10(水) 12:33:50.00 ID:rPzG0RhG0
『準備は万全の状態でないと意味が無い』


まさしくその通りだとあたしは思った。準備が万全で無いからこそ、自分自身を窮地にへと陥れている。それが今の状況である。

以下略 AAS



52:名無しNIPPER[saga]
2018/01/10(水) 12:34:46.27 ID:rPzG0RhG0
「まぁ、これも全部……傘を忘れたあいつが悪いんだ」


自業自得だ。そう切り捨ててしまえば、それで済んでしまう問題だった。

以下略 AAS



53:名無しNIPPER[saga]
2018/01/10(水) 12:35:46.82 ID:rPzG0RhG0
「……仕方、無いな」


そう、仕方無いのだ。これはあいつの担当アイドルである、あたしの義務なんだ。

以下略 AAS



54:名無しNIPPER[saga]
2018/01/22(月) 23:35:51.40 ID:VygFukUv0
「な、何だ、加蓮か。お疲れさん」


「うん、そっちもお疲れ様。今、学校帰り?」

以下略 AAS



55:名無しNIPPER[saga]
2018/01/22(月) 23:37:56.57 ID:VygFukUv0
何かあったのか、それについて加蓮に語るのは簡単な事だ。


プロデューサーさんが傘を忘れ、それを今からあたしが届けに向かう。ただ、それだけの事だった。

以下略 AAS



56:名無しNIPPER[saga]
2018/01/22(月) 23:38:24.24 ID:VygFukUv0
「……その傘、奈緒のじゃないよね」


「え、えっ!?」

以下略 AAS



57:名無しNIPPER[saga]
2018/01/22(月) 23:39:20.24 ID:VygFukUv0
「え、えっと……その……」


「……なーんてね」

以下略 AAS



58:名無しNIPPER[saga]
2018/01/22(月) 23:40:42.93 ID:VygFukUv0
「……そ、そうだよ。悪いかよっ!」


「別に、悪いだなんて一言も言ってないけど?」

以下略 AAS



59:名無しNIPPER[saga]
2018/01/22(月) 23:41:15.15 ID:VygFukUv0
いや、そもそもの話……加蓮に呼び止められなければ、もっと早くに事務所を出れたんだ。


そう文句を言いたかったけど、加蓮は事情を知らなかったのもあるし、それを言った所で何にもならない。

以下略 AAS



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