神谷奈緒「マーキング」
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57:名無しNIPPER[saga]
2018/01/22(月) 23:39:20.24 ID:VygFukUv0
「え、えっと……その……」


「……なーんてね」


「……えっ?」


「それ、奈緒のプロデューサーの傘でしょ。前に見た事があるから覚えてるんだ」


そして加蓮はあたしの持つ折り畳み傘を指さして指摘する。


「確か今、外出中みたいだし……あぁ、そういう事。もしかして、それを届けに行く訳?」


しかも、察しが良過ぎる。あたしがしようとしてた事が完全にバレてしまっている。


これじゃあ言い訳も何もできない。出来る事といえば、事実を打ち明ける事だけだった。





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