2: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/10/19(木) 23:49:40.92 ID:S4DrTrVN0
荒木比奈さん、ボイス実装おめでとうございます
https://imgur.com/a/fBICC
3: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/10/19(木) 23:51:00.48 ID:S4DrTrVN0
レッスンルームの扉を閉め、更衣室へ向かう。汗はそれほどかいていないけれど、やっぱあり慣れたジャージに着替えたい。
壁に掛けられた時計を見る…ボイスレッスンをしていたらすっかり遅くなってしまった。もうこんな時間だ。なるべく早めに帰らないと明日に響くかも。
4: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/10/19(木) 23:52:25.13 ID:S4DrTrVN0
一人で事務所の廊下を歩く。スニーカーの床を踏む音が静かな暗闇の中に反響する。もう季節は冬に差し掛かっていて、下の方にたまった冷たい空気が私の足先を攻撃してくる。この感覚はあまり好きじゃ無い。早く目的地に辿り着こうと、少しだけ急ぎ足になった。
「ん…あれ?電気が…」
5: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/10/19(木) 23:53:13.49 ID:S4DrTrVN0
起こそうとして彼のそばに立つ…とつけっぱなしのデスクトップが目に飛び込んできた。そこには、おそらくこれからあるのだろう仕事の企画内容と、私のことが画面いっぱいに、所狭しと書いてあった。
少しだけ文面を読んでいく。…彼から見た私の魅力や欠点が文章を読むのは少し気恥ずかしかったが、それでも読まずにはいられなくって、そして、
6: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/10/19(木) 23:54:12.87 ID:S4DrTrVN0
彼が起きないことを良いことに、私はあることを思いついた。いたずらにもならないような、ちょっとしたあること。
それを実行する前に、私は彼の書いた、私に関する文章をもう一度読み直す。そこに書かれていることは、これまでの私のことで。彼が今まで見てきてくれた私だ。
7: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/10/19(木) 23:55:03.04 ID:S4DrTrVN0
さてと、そろそろ彼を起こさなくっちゃ。この文章の続きを書いてもらいたいし。ああでも、このまま起こすのはなんだか忍びないな。何か差し入れか何か買ってこようかな。うん、そうしよう。
私は彼を一瞥して、部屋を出た。廊下はやっぱり肌寒くて、足先がまた冷えそうになる。私はなるべく早足で、自販機まで向かった。早足の理由は、寒さだけじゃ無いと思う。
8: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2017/10/19(木) 23:59:17.95 ID:S4DrTrVN0
短いですがここまでです、ありがとうございました
10月19日、比奈先生にボイスがつきました
今日という日は元旦です、それも一月一日、紀元を書き換えてもいいくらい特別な日ではありませんか
9:名無しNIPPER[sage]
2017/10/20(金) 07:35:19.54 ID:9RTBCUvXO
まだ終わってないだろいい加減にしろ
おつ
9Res/6.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20