4:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 07:52:40.79 ID:HlHriJiu0
ルミ「まったくもー」
つかつかつか──
5:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 07:53:13.20 ID:HlHriJiu0
──翌日の昼・大学の中庭
アズミ「──ていうことが昨日、あってさぁ」
6:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 07:53:44.55 ID:HlHriJiu0
同日・夜、メグミ宅飲み
ルミ「ねー、聞いてよメグミィ、アズミってばねぇ……すっごおくモテるんだよォ……?」
7:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 07:54:16.39 ID:HlHriJiu0
アズミ「ったく……」
メグミ「ふふ……まぁまぁ、ルミって処女だし、恋人もいないからさ、この手の話が楽しいのよ」
アズミ「……、……自分は違う、見たいな口ぶりね」
8:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 07:54:48.64 ID:HlHriJiu0
グミ「そりゃ、うっとうしい事してるかもしれないけど──私は自分の気持ちを正直に記した。それを一方的に『イタズラ』って、決めつけないでほしいな……」
アズミ「へ……。あ? え?」
アズミ「……。」
9:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 07:55:26.28 ID:HlHriJiu0
メグミ「──あのさ、前から、一個だけ聞いてみたかったんだけど……」
アズミ「え……何?」
メグミ「答えたくなければ、別にいいけど……」
10:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 07:56:03.31 ID:HlHriJiu0
メグミ「ま……怒られて当たり前なんだけどね……」
アズミ「……?」
メグミ「仲間と一緒に酒飲んで酔っぱらって──他人には言えないような事を語り合うっていうの? そーいうシチュエーション、憧れるのよね」
11:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 07:56:33.90 ID:HlHriJiu0
アズミ「違うはずだと──と、自分ではそう思ってる。」
メグミ「……?」
アズミ「こーやって胸おっぴろげてるのだって──女アピールして男どもの注目を引くのが快感だからやってるんだし……。私はイイ女なんだぞーって、なんか自尊心が満たされる」
12:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 07:57:06.15 ID:HlHriJiu0
アズミ「はぁ? 興味深い……?」
メグミ「ええ。人間観察好きとしては──すっごく興味がわいてくる。アズミの事」
アズミ「……うわ、なんか私の方が引いちゃった。あんたねぇ……友達がLGBTのカミングアウトしてんのに……」
13:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 07:57:34.79 ID:HlHriJiu0
アズミ「なんていうのかなぁ……『恋愛』って本能でしょ? ノーみその根っこの部分にある感情。そーいう部分がさ、周りと共通認識できってないっていうのって……すっごい疎外感」
メグミ「……。……そっか、そうよ。……そのアンタの気持ちは、なんかわかる」
アズミ「ありがと。……ま、しかたないことなんだけどねー……」
14:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 07:58:03.62 ID:HlHriJiu0
メグミ「……。……ごめん、悪いけど──お断りだわ」
アズミ(……っ)
アズミ「……、あ、そう」
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