9:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 07:55:26.28 ID:HlHriJiu0
メグミ「──あのさ、前から、一個だけ聞いてみたかったんだけど……」
アズミ「え……何?」
メグミ「答えたくなければ、別にいいけど……」
アズミ「だから、何なのよ」
メグミ「……。」
メグミ「アズミってさ……。」
アズミ「うん」
メグミ「ちょっとだけ──ビアンの血、入ってない?」
アズミ(……!)
アズミ「はぁー……? いきなり何いってんの……?」
アズミ(……。)
メグミ「もしかして、そうなんじゃないかなって」
アズミ「なんでそう思ったのかが素直に疑問」
メグミ「……。私ってさ、けっこう──人間観察、好きなのよね」
アズミ「……悪いけど、趣味『人間観察』です、ってゆーやつ、私はあんまし好きじゃない」
メグミ「だよねー。だから、普通はあんまり人には言わないんだけどさ」
アズミ「……。」
メグミ「アズミって、ボディコンぶった服装してる割には、根はすっごくマジメなのよね。そういうのって……なんか、歪んでる感じ」
アズミ「アァ……?」
メグミ「それと、ラブレターの事──ふつーだったら、もっと面白おかしく騒がない? だけどアズミは──なんだか、とっても真剣に受け止めてるよね。それも──なんだか、違和感」
アズミ「……、感覚的な話ばっかりで、全然説明になってないんだけど?」
メグミ「遣ろうと思えば論理だてて説明できるけど──でも、自分のこと冷静に分析されるのって、すっごくイラつかない? だから、私の直観、ってことに、しときたいんだよね。」
アズミ「……あんたって澄ました顔してそんな事ばっかり考えてるの? なんかショックなんだけど」
メグミ「ごめんね。でも私、そーいう性格なのよ。……アズミには、白状してもいいかなって」
アズミ「ごめん、そういうなんか思わせぶりな言い回しも止めてくれない?ちょっと、むかつく。」
メグミ「ん……ごめん」
アズミ「……っ」
アズミ(……急に素直に謝るんじゃないわよ)
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