5:名無しNIPPER[saga]
2017/10/06(金) 07:53:13.20 ID:HlHriJiu0
──翌日の昼・大学の中庭
アズミ「──ていうことが昨日、あってさぁ」
メグミ「ふぅ〜ん」
アズミ「メグミには先に伝えとくから。ルミのやつがなんか言っても、あんまり乗らないでね。ネタにされるとウットオシイから」
メグミ「はいはい。……けど、ふぅん……もてるのねぇ、アズミ」
アズミ「……、同性にもてても仕方ないでしょ」
メグミ「でも私なら──そんなラブレターをもらえたら、ちょっと嬉しいけど」
アズミ「えぇ……?」
メグミ「可愛いらしいじゃない。ついでに顔も可愛いこなら──ちょっぴり、お試ししてもいいかもね」
アズミ「……やだちょっと……あんたって、そっちの気があるの?」
メグミ「違うけど、まぁ、何事も経験でしょ?」
アズミ「……。」
アズミ(……『経験』ねぇ……)
メグミ「……? 何よ、急に黙り込んで」
アズミ「べつに。ただ──当人の純情を、あんたの経験の糧にされる誰かさんは──可哀想だなって」
メグミ「へ……?」
アズミ(……っ、あー……もう、余計な事をいって──)
メグミ「……。……アズミってさぁ」
アズミ「……なによ」
メグミ「いっ、〜〜〜がいと真面目なのところあるのよね、そんなふうに胸をべっろ〜んとはだけさせてるくせに」
アズミ「うっさい」
アズミ(……。)
アズミ「……とにかく……今日の宅飲み、ルミが手紙のことネタにしても、ちゃんとスルーしてよね」
メグミ「はいはい、わかったわよー」
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