76:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:15:49.36 ID:gRyzT9wx0
〜〜〜〜〜
「はぁ〜……」
77:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:16:32.20 ID:gRyzT9wx0
実のところ、安斎都は悩んでいた。
アイドルとしては、まあいい。
仕事がそこまで多いわけではないが、それでも着実に前に進んでいる実感はある。
歌も、ダンスも、最初は酷いものであったのだが、それなりに形になっているように感じる。
78:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:17:16.90 ID:gRyzT9wx0
〜〜〜〜〜
(ふぅ……、疲れました)
79:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:18:19.84 ID:gRyzT9wx0
『この薬を服用するだけで、眠っている間にどんな難事件でもたちまち解決!』
『迷子探し、つまみ食いの犯人当てから、暴行、強盗、殺人事件まで!』
80:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:19:05.97 ID:gRyzT9wx0
〜〜〜〜〜
翌日、お昼を少し過ぎたくらいの時間に事務所に入った都であるが、なにやら事務所が騒がしい。
81:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:20:00.44 ID:gRyzT9wx0
「それで、午前中にこの事務所に来たのは……」
ちらとホワイトボードに目を向ける前に、すでにチェックを済ませていた奈緒が口を開いた。
82:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:20:27.90 ID:gRyzT9wx0
「むむむ……、これは難事件ですね……」
「みやこちゃん、はんにんわかった……?」
83:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:20:57.38 ID:gRyzT9wx0
「えっ!?」
薫と奈緒の声が重なる。
しかし、その次の発言を待たずに、都は言葉を続ける。
84:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:21:54.69 ID:gRyzT9wx0
「な、奈緒」
「あ、ああ! 電話してみる……。あ、もしもし! 友紀か!?」
85:名無しNIPPER[saga]
2017/09/01(金) 00:23:05.24 ID:gRyzT9wx0
さて、20歳が9歳に叱られているという、なかなかレアな状況ではあるのだが、それを見た都は、とにかく混乱していた。
目を覚ました瞬間、薫が電話に向かって怒っていたのだ。どうやら、相手は友紀で、しかも犯人だったらしい。
あの薬を飲んだ瞬間から今までの記憶が全くない。
もちろん、そんなこととはつゆ知らず、奈緒は都に声をかける。
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